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ローソン、成城石井を買収
ドタバタ交渉の“舞台裏”

週刊ダイヤモンド編集部
2014年10月6日
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 コンビニエンスストア大手のローソンが、高級スーパーを展開する成城石井を買収する。しかし、その道筋は平たんではなかった。

成城石井は「駅ナカ」など大都市圏を中心に120店を展開する
Photo by Hiroyuki Oya

 「期限のない入札なんて聞いたことがない」

 今年8月下旬、ローソンのある幹部はこうぼやいていた。

 「550億円まで出す」。ローソンが取締役会でそう決めたのは8月5日のこと。すぐさま成城石井の全株式を保有する投資ファンド、丸の内キャピタルの入札に参加したものの、いつまでたっても結果が明らかにされなかったからだ。

 入札が不調に終わった理由は単純明快。丸の内キャピタルが望む金額に達していなかったからだ。

 関係者によると、丸の内キャピタルが当初想定していた売却額は650億~700億円。2011年5月に成城石井を買収した際の金額が約420億円だったから、「かなり強気だ」(関係者)との見方がもっぱらだった。

 それだけに、ローソンはもちろん、やはり入札に参加した三越伊勢丹ホールディングスの提示額も想定から懸け離れたものだった。

 もくろみが外れた丸の内キャピタルは、売却額をつり上げる「カード」を切る。成城石井の新規株式公開(IPO)の検討に本格的に着手したのだ。だが、こちらも丸の内キャピタルが願ったほどの値は付かず、関係者の間では、「ローソンは株式公開後に底値で買った方が得なのではないか」と軽口をたたかれる始末だった。

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