ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
【BCG×フロントランナー化学反応スパーク対談】

小学生の65%が存在しない職業に就く予測も
職業クライシスの時代に何を学べばいいの?
インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢
代表理事 小林りん×BCGパートナー&マネージング・ディレクター 平井陽一朗【前編】

小林りん [インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢 代表理事],平井陽一朗 [ボストン コンサルティング グループ パートナー&マネージング・ディレクター]
【第14回】 2014年10月20日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage
対談はISAKの音楽室で行われた。大学の同窓だがじっくり仕事の話をするのは初めてだという、小林りんさん(右)と平井陽一朗さん(左)

「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」。2011年、米デューク大学のキャシー・デビットソンが語った予測は世界中に大きな衝撃を与えた。

職業クライシスとも言える状況の中で、果たして教育に何ができるのか?2014年夏、長野県軽井沢町に「インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)」を開校したばかりの小林りん氏と、BCGパートナー&マネージング・ディレクターの平井陽一朗氏が人材育成をテーマに対談した。

ともに海外留学した経験があり、東京大学経済学部の同級生でもある二人が、自らの体験を元に語る「子どもたちのために今、親や教師ができること」。(構成:曲沼美恵/撮影:DOL)

***********

 JR長野新幹線軽井沢駅からタクシーで約30分、緑豊かな別荘地の一角にISAKの校舎はある。全寮制のインターナショナルスクールとしては日本で初めて、学校教育基本法の第一条で定める「学校」として認可された高校だ。

 2009年に設立準備財団を立ち上げて以来、これまでは、おもに中学生を対象にした期間限定のサマースクールを開校してきたが、2014年8月から常設校として本格的なスタートを切った。広々とした敷地内には校舎のほかに、同じデザインで統一された寮や体育館もある。この夏に入学した一期生はタイ、マレーシア、アメリカなど15ヵ国から集まった49人。うち日本人は18人で、全生徒の56%が全額、または部分的な奨学金を受けている。授業はすべて、英語で行われる。

 代表理事の小林氏は幾多の困難を乗り越えてこのスクールを立ち上げた。

共通点は“高校中退”!?
日本の高校を辞めて単身海外へ

平井 素晴らしい校舎だね。

小林 これからいよいよ真価が問われるんだなと思うと、すごく緊張もしています。

平井 ここまで来るのは大変だったでしょう。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

小林りん [インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢 代表理事]

カナダの全寮制インターナショナルスクールを卒業後、東京大学経済学部へ。1998年卒業後、モルガン・スタンレー証券、ITベンチャー、国際協力銀行を経て、スタンフォード大学院へ留学(2005年教育学部修士課程修了)。2006年国連児童基金(unicef)職員としてフィリピンへ赴任。ストリートチルドレンのための教育プログラムを担当。その経験から次世代のリーダー教育の重要性を強く感じ、2008年8月に帰国。現在は、2014年9月に「インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)」を開校すべく、設立準備財団の代表理事として活動中。ダボス会議の40歳以下のメンバーである世界経済フォーラム「2012年度ヤング・グローバル・リーダーズ」に選出。

平井陽一朗[ボストン コンサルティング グループ パートナー&マネージング・ディレクター]

ひらい・よういちろう/ボストン コンサルティング グループ(BCG) パートナー&マネージング・ディレクター。1974年、東京都生まれ。米国の公立高校を卒業後、東京大学経済学部卒業。三菱商事を経て、BCGへ入社。その後、ウォルト・ディズニー・ジャパン、オリコン取締役副社長兼COO、ザッパラス代表取締役社長兼CEOを経て、再びBCGに入社、現在に至る。ネットサービス系企業における経営経験などを活かし、デジタルコンテンツやEコマース領域などを中心に、企業戦略や事業開発、グローバル戦略等、数多くのプロジェクトを手掛ける。


【BCG×フロントランナー化学反応スパーク対談】

ボストン コンサルティング グループ(BCG)は世界をリードする戦略系経営コンサルティングファームである。そのパートナーが、ビジネス界とは異なる世界で活躍するフロントランナーへのインタビューを通じて、ビジネスパーソンが直面する課題解決への示唆を紡ぎだす。ビジネス外のプロフェッショナルとビジネスのプロが率直に語り合う異種格闘技戦。思いもかけない化学反応がおき、ビジネスパーソンにとって大きなヒントが導き出せるだろう。

「【BCG×フロントランナー化学反応スパーク対談】」

⇒バックナンバー一覧