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為替市場透視眼鏡

米国の堅調な景気と緩やかな金利上昇で来年1ドル=120円

田中泰輔(ドイツ証券グローバルマクロリサーチオフィサー)
2014年11月6日
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 米国経済は来年も再来年も3%を超える成長となり、自律回復が続くだろう。

欧州経済は、2年間の景気後退の後、今年0.7%、来年1.0%、再来年1.4%と、重たい足取りながらもプラス成長を見込む。

 中国の予想は同7.3%、7.0%、6.8%。もっともこれは、中国当局が新たな安定成長を模索する過程での景気循環上のソフトランディングと考えている。堅調な米国の先導と欧州・中国の落ち着きにより、新興国を含む世界経済全体が同3.2%、3.7%、3.8%と成長ペースを上げる展開がメインシナリオである。

 この予想通りなら、世界は今後も何とか緩やかなリスクオン環境が続き、ドル円相場は2015年を通じて上昇基調が続くだろう。ただし、けん引役の米国経済拡大が世界景気改善をどの程度サポートするかで、相場の景色が微妙に変化することには注意が必要だ。

 それは米国経済が堅調な一方、米国以外の世界経済が巡航成長ペースに満たないケースである。世界需要が伸び悩む状況で、ドル独歩高となれば、ドル表記される資源価格はその分下落しやすい。

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