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ビジネスでつまずく前に読む「民法」の基礎知識

民法改正は新たなビジネスを
生み出すチャンスだ!

西口竜司 [弁護士]
【第5回(最終回)】 2014年11月19日
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 今まで民法改正の概要のお話しをさせて頂きました。当然のことではありますが、民法改正は防御のためにあるだけではありません。民法改正を1つの契機に企業にとって新しい商機が生まれてくる可能性があります。そこで、あくまで法律家という立場で新しいビジネスチャンスの話を語ってみたいと思います。

 以前にも述べたように、債権回収に関するビジネス、瑕疵担保責任に関するビジネスチャンスが生まれてくるかと思います。また、出版関係や士業関係でも、好機が訪れると思われます。

民法改正はさまざまな国家資格の
受験対策に影響する

 実は今まであまり述べてきておりませんが、民法改正は出版業界にとっては大きなビジネスチャンスが到来することは間違いありません。近時、電子書籍の浸透に伴い出版業界にとっては厳しい風が吹いております。

 しかしながら、今回の民法改正は我々の社会生活に様々な影響を与えることになります。ビジネスパーソンから見れば傍観者としての立場に立つことは許されません。

 そこで、民法改正を正しく理解するための解説書が必要になり、出版業界にとっては大きなビジネスチャンスになろうかと思います。もちろん、改正法の分かり易い解説書の出版と連動するように民法改正セミナーを実施すれば、さらなる集客も見込めるでしょう。

 これらに加えて、改正民法対策については、各種国家資格、例えば、司法試験、司法書士試験、不動産鑑定士試験、土地家屋調査士試験、行政書士試験、宅建試験、公務員試験等では重要科目になっております。

 各種国家資格向けの民法テキストや過去問集の解説本等の出版も必要になってきます。これらの国家資格の受験生の人数を合算しただけでも相当の人数になってきますから、こうした書籍の需要はかなり見込めそうです。

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西口竜司[弁護士]

にしぐち・りゅうじ/2007年弁護士登録。知財、経済法事件など企業法務案件が専門だが、高齢者事案を中心に一般民事事件も広く取り扱っている。日本商標協会会員。辰已法律研究所専任講師。
事務所名:神戸マリン綜合法律事務所


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100年ぶりの民法改正が直前に迫るなか、ビジネスの基本を司る民法の基本を知っておくことは、思わぬトラブルを未然に防ぐ知識になります。民法分野に強い若手弁護士が、法律知識ゼロのビジネスピープルにもわかる言葉で優しき民法を解説します。

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