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「働き方」という経営問題―The Future of Work―

【ノマドワーカーの実像[1]】
グーグルカレンダーで仕事の予定を家族と共有!
公私ともに自然体で向き合うワークスタイル
――Sansan 日比谷尚武氏

ダイヤモンド・オンライン編集部
【第14回】 2014年11月27日
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Sansanでエバンジェリストとして働く日比谷尚武さん Photo:DOL

Sansan(サンサン)は、クラウド名刺管理システムの開発・販売を行う新興企業である。従業員数は120名ほど。個人向けの無料アプリ「Eight」と企業向けの有料アプリ「Sansan」の2つの製品を提供している。

 そのSansanで働く日比谷尚武さんの仕事は「エヴァンジェリスト」と呼ばれている。自社の製品を企業や個人に知ってもらい、理解を進めてもらうように啓蒙するのがその役目。エバンジェリストは、最近IT系の大企業で起用が相次いでいる注目の役職だ。Sansan社内での日比谷さんの正式な肩書は「コネクタ」と言い、社外への情報発信と、逆に社外からの情報収集を行う接点の役割を担う。最近は、企業だけでなく地方の自治体や団体でプレゼンすることも多いという。

 仕事がら、企業人でありながら働くスタイルは自由度が非常に高い。顧客や導入検討中の企業でのプレゼン、打合せで外出することが多く、さまざまなイベントや会合に顔を出し、自身も講演する。そうして広がる人のネットワークが、自社製品の認知につながる。ある意味、企業の“顔”としての活動が日々の仕事である。

午前中は社内で
集中して作業をこなす

 企業間を飛び回る日比谷さんの場合、ほとんど自分の会社には顔を出さず、モバイルツールを駆使して仕事をこなしているのではないか、と記者は思っていた。しかし意外にも、「直行の予定がない日は、あさイチから会社に出勤して午前中はデスクワークを集中的に行います」という返事が返ってきた。

 幼い子どもが2人の4人家族。朝は都内の自宅から上の子どもを幼稚園に送り、直行予定がなければそのまま9時30分ごろには渋谷区の本社へ出勤する。そこから午前中いっぱいをかけて、前日までの膨大な数のメールやSNSメッセージをチェックし、優先順位をつけて対応していく。

 プレゼンの資料作りなども行って、昼過ぎには外部の取引先やセミナー会場などに出かけるというのが、日比谷さんの1つの行動パターンだ。夜はたいてい情報交換の会食やイベントに参加するので、帰宅は深夜になる。

 「今の世の中、下手をすると一度も会わずに商談を進めていくこともやろうと思えば可能です。ですが、1回でも直接会って、懐に飛び込んでおくほうがいいに決まっています。その後は多くの場合、ネットでの連絡中心でもうまく回っていきます」

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人口減少による働き手の不足と経済・社会のグローバル化が、企業経営を取りまく大問題となっている。そのなかで、企業が競争優位性を築くためのキーワードとして浮上しているのが「ワークスタイル変革」だ。識者への取材や企業事例の紹介を通じて、すべての企業と働く人に問われている「働き方」の課題を明らかにしていく。

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