ついに『ザ・ゴール』がマンガになった!
『ザ・ゴール』(エリヤフ・ゴールドラット著)は、発行から30年が経過したいまもなお不朽のビジネス書として、全世界で1000万人を超える人たちに読み継がれています。日本でも68万部を超えるベストセラーになりました。
1984年の発行当時「日本語版が出版されたら、日本企業が独り勝ちして世界経済が大混乱に陥ってしまう」とのゴールドラット博士の意向で、17年間、日本での翻訳出版が許可されなかった曰く付きの一冊です。
ストーリーどおりに実践しただけで在庫が減り、納期遅れがなくなり、業績が大幅に改善されたという工場や企業の事例が続出。生産管理やサプライチェーン・マネジメントに多大な影響を与えました。
そして海外では、TOCと言えば小売業と思われているほど、小売業で活発に活用されています。また、教育のためのTOCも驚くべきスピードで普及し、成果を上げています。『ザ・ゴール』は、こうした全体最適のマネジメント理論であるTOC(Theory of Constraints:制約理論)の原典と高い評価を受けています。
このTOCという革新的な理論の発表に対して、論文でも、一般的なビジネス書でもなく、なぜ小説にしたのかという質問に、ゴールドラット博士は真顔で次のように答えていました。
「私は、学生時代から教科書が大嫌いだ! 読むと眠くなる。だから、少なくとも読むのが楽しいものにしたかった」
そんな『ザ・ゴール』を日本人読者により身近に感じてもらえるよう、舞台設定を架空の日本企業に置き換え、マンガ化しました。いまごろ天国で、ゴールドラット博士もビックリしていることでしょう。