新年早々、みずほ銀行の顧客企業が肝を冷やす事態が水面下で起きていた。みずほ銀でシステム障害が発生していたのだ。
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問題が起きたのは、みずほ銀の法人向けインターネットバンキングである「みずほe-ビジネスサイト」。取引先への振り込みや口座の残高照会、海外送金、為替予約などの取引を銀行の店舗に行かず、会社にいながらにして利用できる月額制の有料サービスだ(為替予約のみ無料)。
ところが、このサービスが1月5日、システム障害によって一時的に利用できなくなった。その結果、みずほ銀の顧客企業は急ぎの振り込みなどの処理を電話越しでみずほ銀の担当者に手入力させたり、店舗に出向いて手続きしたりしなくてはいけなくなってしまったのだ。
2015年の仕事始めという、サービスへの需要が高まるタイミングでのトラブルに、顧客企業からは「年初から仕事にならない」と苦情の声が上がった。