ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
みんな合格! 公務員教室
【第2回】 2015年1月19日
著者・コラム紹介バックナンバー
豊泉裕隆

公務員はこんなにおいしい(1)
やっぱり気になる給料

公務員講座など資格試験の専門家にして弁護士の豊泉裕隆が、公務員への就職・転職を目指す人のために、役立つ情報を提供する連載の第2回。「公務員のおいしさはやはり安定した給料にあり?」

 みなさんこんにちは、弁護士の豊泉裕隆です。今回は「公務員はこんなにおいしい」というテーマでお話させていただきます。

 私もこの連載を始めるに当たって、公務員という仕事について色々調査しました。 その結果、公務員はとてもおいしい仕事であることが分かりました。 もしかしたら弁護士よりもはるかに…

 いやいや、深く考えないようにします(笑)。

 さて、一言でお仕事と言っても見所はたくさんありますが、やはりみなさんが一番気になるのはお給料ではないでしょうか?

 というわけで、今回は公務員の給料についてお話していきます。地方公務員の場合、地方によって差があるので、今回は国家公務員の給料についてお話させていただきます。

 国家公務員(全職種)の平均給与月額は、41万5426円です(平成26年国家公務員給与等実態調査)。これだけでも十分おいしい額ですが、何とこれに加えて年2回のボーナス(約4ヵ月分)も支給されるのです。

 そして、残業代もきちんと支払われます。もちろん、予算の範囲内ではありますが。ボーナスや残業代が出ない民間企業も多くなってきたこんな時代に、これらがきちんと支給されるというのは、公務員のおいしさと言えるでしょう!

 そんなこと言ったって、給料は弁護士のほうがおいしいんじゃないの?といった声が聞こえてきそうですね。ひと昔前であれば、そう言えたかもしれません。 しかし、平成24年度の国税庁の統計では、衝撃の事実が明らかになっています。

 平成24年度に確定申告をした弁護士は3万5902人でした。このうち赤字の人は、な、な、何と7786人です。実は確定申告をした弁護士のうち4分の1以上は赤字なのです。

 次に、一番下の階級である所得が70万円以下の人ですが、これまた何と5508人もいます。つまり、約37%もの弁護士が、赤字か所得70万円以下という結果になっているんです。 この統計を見る限り、「給料は弁護士のほうがおいしい」と言い切れる時代は終わってしまったと言えるでしょう。

 ただ、弁護士の名誉のために言っておきますと、同じく平成24年度の国税庁の統計によれば、弁護士の中には所得1億円以上という猛者が288人もいます。一番上の階級では、所得が5億円~10億円という中に5人いました。したがって、弁護士が1から10まで全く稼げないということではありません。要するに、弁護士は稼げる人と稼げない人の差が激しいということです。

 これに対して、公務員は安定した収入を得ることができるという点は、圧倒的なおいしさと言えます。民間企業も弁護士も収入が安定しないこんな時代だからこそ、安定した収入を得ることができる公務員はお勧めの仕事です! 私もあと5年若ければ……。いやいや、私は弁護士という仕事が好きだから良いんですけどね。

 次回は、勤務時間という点から公務員のおいしさに迫ります。アップは1月20日(火)の予定です。てゆーか明日です、怒涛の連載ですね(笑)。

 それではみなさん、次回も是非ご覧ください。

スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
自分の時間を取り戻そう

自分の時間を取り戻そう

ちきりん 著

定価(税込):本体1,500円+税   発行年月:2016年11月

<内容紹介>
生産性は、論理的思考と同じように、単なるスキルに止まらず価値観や判断軸ともなる重要なもの。しかし日本のホワイトカラー業務では無視され続け、それが意味のない長時間労働と日本経済低迷の一因となっています。そうした状況を打開するため、超人気ブロガーが生産性の重要性と上げ方を多数の事例とともに解説します。

本を購入する
ダイヤモンド社の電子書籍
(POSデータ調べ、11/20~11/26)


注目のトピックスPR



みんな合格! 公務員教室

公務員試験対策本「みんな合格! 公務員シリーズ」の監修者で弁護士の豊泉裕隆 先生による公務員試験情報の連載です。最新の試験対策や勉強法に加え、公務員の待遇面や仕事の情報などについても、逐次お知らせしていきます。
 

「みんな合格! 公務員教室」

⇒バックナンバー一覧