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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

接待の店を口コミサイトで選んだ若手社員の失敗

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第131回】 2015年2月9日
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 レストランレビュー、家電レビュー、書籍レビューなど口コミサイトを参考に店や商品を選ぶ――。ネット時代においては当たり前の行動に思えますが、一方で逆行するようにレビューを信用しない、あるいは全く見ない人も存在します。

 困ったときには、すぐ頼ってしまいたくなる口コミサイトの存在。ビジネスの場面においても頼るべきでしょうか?それとも頼らない方がいいのでしょうか?今回は、みなさんと一緒に口コミサイトとの付き合い方を考えてみたいと思います。

接待の店も「食べログ」頼み!
なんでも口コミ評価に頼る若手社員

 「明日の接待のために予約をした店は食べログで4点以上だったので、間違いありません!」

 そう太鼓判を押しているのは、マーケティング会社に勤務している入社5年目のDさん。調査部門から営業に異動して2年目。クライアントの担当数も5社に増えて、徐々に仕事が面白くなってきたタイミングです。

 最近では、仕事の打ち合わせを兼ねた会食のセッティングなどの慣れない仕事も任されるようになりました。今回はDさんが担当する最大の取引先であるS社の担当部長が役員になった「お祝いの宴席」を手配することに。当然ながら上司も接待する店が新役員にとってお気に召す店であるか、でも予算をオーバーしていないかなど気になったのでしょう。

 「予約した店は大丈夫か?」

 と心配そうに聞いてきました。そんなに心配ならば、上司が店を手配してもいいのですが、Dさんに経験を積ませる意図もあり、今回は任せることに決めたようです。もし心もとない様子なら「自分が手配しよう」と助け舟を出すべく、常連の店を押さえていたようですが、Dさんの自信満々の様子を見て、「だったら、D君が予約した店で接待することにしよう」と決めました。

 ちなみにDさんは、前の部署(調査部門)で行っていた大半の飲み会の手配・予約をしていたといいます。その際、同僚や上司から不満の声が出たことは1回もありませんでした。さらに言えば、

 「いい店を予約してくれてありがとう」

 と感謝されることばかりだったようで、営業の仕事でも「店の予約なら任せろ」とばかり自信がありました。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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