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吉崎誠二の「どうする? これからの住まい」

アパート経営とREIT投資、どちらが得か?

吉崎誠二 [ディー・サイン不動産研究所所長、不動産エコノミスト]
2015年2月10日
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 「アパート・マンション経営」に関する本や「REIT投資」に関する本が、書店にずらりと並んでいる。ビジネスパーソンを含む個人投資家の間で、不動産関連投資への関心が高い証拠だろう。

 このアパート・マンション経営やREITへの投資は単なるブームなのだろうか?

 確かに「REITは結構儲かるらしい」、「アパートマンション投資は節税効果があるらしい」といった評判が広まっているという側面もあるだろう。

 だが、一方で、インフレヘッジ(回避)の手段と考えている人も多いようだ。日銀による金融緩和政策は事実上のインフレ誘導策と言ってよく、実際にIMF発表データでは2013年は+0.36%、2014年は最終的な数字が出ていないものの+2.5%を超えそうで、その“効果”は出ていると筆者は考える。改めていうまでもないことだが、インフレ状況下では物価は上昇し現金(円)の価値が下がる。そうした状況では、リスク回避のために、金や不動産といった資産に現金を替える動きが見られる。

 先行きの不安から、こうした投資をこれから始めようとする人もまだまだ多いことだろう。

 そこで今回は、アパート・マンション投資やREIT投資のメリットとデメリット(リスク)について以下でお伝えする。

 まず押さえておきたいのは、不動産関連投資は、不動産価格そのものの値上がり益(キャピタルゲイン)よりも、賃料収入(インカムゲイン)でのリターン確保に軸足を置くものであり、「利回り」を基準に考えるのがポイントだという点。それを念頭に置きながら、REIT投資から解説しよう。

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吉崎誠二 [ディー・サイン不動産研究所所長、不動産エコノミスト]


早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。立教大学博士前期課程修了。船井総合研究所上席コンサルタント・Real Estateビジネスチーム責任者を経て、現在、ディー・サイン不動産研究所所長に就任。不動産関連企業・ハウスメーカー・設備関連メーカーなどを中心にコンサルティングを行う傍ら、不動産エコノミストとしてデータ分析、一般・投資家・企業向けの講演を多数行う。著書に『2020年の住宅・不動産市場』(朝日新聞出版)『「消費マンション」を買う人 「資産マンション」を選べる人』(青春出版社)など9冊。連載はダイヤモンド・オンラインをはじめ、各種媒体に月間6本を担当。オフィシャルサイト&ブログ http://yoshizakiseiji.com/blog/

 


吉崎誠二の「どうする? これからの住まい」

40代後半になると、多くの人にとって子どもが数年後に独立を向かえ、自分の親は70代後半にさしかかる。子どもの就職や親の介護、病気などの新たな心配が増える時期になる。働き盛りで仕事は忙しいが、プライベートも忙しくなることが多いのではないだろうか。そんなときに、子どもが生まれて間もない頃に、子育て環境を最優先に買った郊外の住宅は最適だと言えるのだろうか。昔買った住宅に一生住み続けなければならない、ということはない。スマートに、家族構成や仕事の状況に合わせて住み替えるという発想を持ってもいいはずだ。当連載では、住み替えるためのさまざまな例を紹介し、40代後半からの住まいについて考える。

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