創続総合研究所
実例でわかる「相続税の完全節税マニュアル」
【第6回】 2015年2月13日
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曽根恵子 [公認不動産コンサルティングマスター、相続対策専門士]

実家を処分して安定収入を得る方法 【相続後の実例5】

親が亡くなると、真っ先に困るのが実家をどうするかです。思い出が詰まった実家を売るのはしのびないものですが、とはいえ持っていても固定資産税などをいつまでも負担するのは避けたい方が多いことでしょう。どうせ実家を売却するなら、これからの自分たちの生活の足しになるようにしたいものです。ちょっとした工夫で、それは十分可能です。

誰も住まない家は金食い虫

 坂上さんの父親は一昨年に亡くなり、自宅の土地、建物などは長女である坂上さんが相続しました。2人の妹には現金を相続することで円満に手続きはできています。

 坂上さんは独身でしたが、父親とは同居をせず、一人暮らしでした。父親が80代になると世話をする必要もあり、フルタイムの仕事をすることはできませんでした。母親は20年も前に他界しており、妹2人は嫁いで離れたところに住んでいるため、近くに住んでいた独身の坂上さんが父親の世話を引き受けたのです。

 父親が亡くなったとき、相続財産の中で大きな割合を占めていたのが実家(自宅不動産)でした。坂上さんの住居とは離れているため、父親が亡くなったからといって、実家に住むつもりはありません。そうなると、空き家の実家を所有することで固定資産税などの税金が掛かるので、坂上さん姉妹にとって出費がかさむ一方です。

 そこで相続に強いところを探して当社に依頼されました。

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曽根恵子 [公認不動産コンサルティングマスター、相続対策専門士]

日本初の相続コーディネーターとして1万件以上の相続相談に対処。感情面、経済面に配慮した「オーダーメード相続」を提唱し、安心で円満な相続の実現に取り組む。著書に『相続に困ったら最初に読む本 』(ダイヤモンド社)、『相続はふつうの家庭が一番もめる』(PHP新書)など多数。 ホームページ http://www.yume-souzoku.co.jp/


実例でわかる「相続税の完全節税マニュアル」

亡くなってからでも、生前でもできる「相続税の完全節税マニュアル」を実例で解説。プロでならではの「評価を下げる」「納税を減らす」「財産を減らす」という切り口で、一般家庭が数千万~億単位で節税できる「劇的な節税策」を伝授します。

「実例でわかる「相続税の完全節税マニュアル」」

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