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ワーキングマザー共通の課題!
「いかに時間を上手く使うか」

「効率向上」に関するコンピテンシー

大高美樹 [ヘイグループ リーダーシップ&タレントマネジメント領域プラクティス・リーダー]
【第3回】 2015年2月20日
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 ワーキングマザーにとって、時間はもっとも貴重な資源。時間をうまく使うための「効率向上」は、ワークライフバランス(WLB)を成立させるうえで、重要なコンピテンシーとなる。

 今回は、WLBの達人たちが、どのように仕事や家事の効率を向上させて、短時間で成果を出しているか、ご紹介しよう。

 達人が発揮していた効率向上のコンピテンシーには、以下の4つがある。

【効率向上コンピテンシー】
・要件定義力
・先読み力
・システマティックな思考
・メリハリ力

仕事に着手する前に
「要件」を理解すればロスも減る

Photo:LesCunliffe-Fotolia.com

 1つめの「要件定義力」とは、仕事をする際に「何を、いつまでに、どれくらい」を明確にすることで、仕事の無駄を省く力である。

 例えば、上司が部下に会議の議事録をとるように指示したとしよう。

 部下Aさんは、発言者の名前や細かな発言など全て含めた10ページ程度の詳細な議事録を会議後3時間かけて作り、会議の3日後に提出した。

 部下Bさんは、議論のポイントと決議事項のみを簡潔に1ページにまとめ、会議後すぐに提出した。

 さて、AさんとBさんで、どちらが良い仕事をしたと言えるだろうか?

 答えは、「わからない」。上司がその議事録をいつ、何のために使いたかったのか、どういう情報を議事録に含んでほしいと考えていたかによるからだ。

 もし、個々の会議出席者がどういう意見を持っているのか、あるいは、決議がどのようなプロセスでなされたのか、詳細な記録に残しておきたいというのであれば、Aさんの議事録がふさわしいだろう。Bさんの議事録では、知りたい情報が不足しているため、Bさんは上司から「書きなおし」を命じられるかもしれない。

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大高美樹[ヘイグループ リーダーシップ&タレントマネジメント領域プラクティス・リーダー]

大手精密機器メーカー、米系コンサルティング・ファームトレーニング・マネジャーを経てヘイグループに入社。リーダーシップ開発、タレントマネジメント、グローバル人材開発に関するプロジェクトを担当。またダイバーシティ促進、女性のリーダーシップ開発などに関して クライアントとの共同研究や人材育成プロジェクト等も手掛ける。メーカー、医薬、化粧品、化学、金融等幅広い業界へのコンサルティングを経験。津田塾大学国際関係学科卒業、青山学院大学国際政治経済学研究科国際ビジネス専攻(MBA)修了。プロフェッショナル・コーアクティブ・コーチ(CPCC=Certified Professional Co-Active Coach)


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