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清水建設の1円増配に揺れる
“コップの中”で争うゼネコン

週刊ダイヤモンド編集部
2015年2月24日
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 「1株当たり配当額の業界ナンバーワンはどこか、知ってるか?」「社員の待遇ナンバーワンは、どこや?」──。この問い掛け、大手ゼネコンの大林組のある幹部が社内外で発する得意文句である。

 上場大手4社の中で自社が両方ともナンバーワンであるが故の発言なのだが、「大成建設の山内隆司社長がメディアのインタビューなどで、利益額、社員の年収額、1株当たり配当額で業界ナンバーワンになると目標を語ってきたことへの当て付け」とあるゼネコン関係者は勘繰ってみせる。

 2月10日に出そろった各社の2015年3月期第3四半期決算は、そこにちょっとした異変が起きた(下表参照)。

 大成の連結営業利益は425億円、単体売上総利益は692億円と共に業界首位だったのは従来通りだ。それでも、年間配当金予想額は6円で、大林の8円には届かない。

 大成は当期純利益で今通期の予想まであと2億円に迫っている。増配の余地はあるともいえるが、「発行済み株式数が7億株台である清水建設や大林と比べ、11億株以上あるのが当社のネック」と大成幹部は唇をかむ。

 そんな両社のつばぜり合いに、清水が割り込んだ。

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