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トンデモ人事部が会社を壊す

会社の集合研修は、なぜ役に立たないのか?(上)

山口 博
【第19回】 2015年3月24日
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今日、企業内の集合研修は、ビジネス伸展に役立っているのだろうか。参加者の声を聞くと、役立っていないという声どころか、「期待しても無駄」という、集合研修を主催する人事部門や研修部門に対する諦めの発言を耳にすることが多い。

多くの集合研修で徹底されていることは
ビジネスに役立たない

知識を詰め込むばかりで役に立たない集合研修が多くの企業で実施されている Photo:xy-Fotolia.com

 新入社員研修の時期が到来した。多くの企業で人事部門や教育部門が、その準備などで忙しい時期を迎えているのではないだろうか。

 そもそも企業における集合研修の目的は?と問うと、ビジネスの伸展に役立つこと、という回答が返ってくることが多い。では、ビジネスの伸展に役立つ集合研修とは、どういう集合研修だろうか。この質問の回答を見出すべく、集合研修についてのチェックシートを作成してみた。

 自分が最近参加した集合研修を思い浮かべて、あてはまるものがあれば、以下の10項目のチェック項目にチェックを入れていただきたい。

 いくつチェックが入っただろうか。10であろうか、8であろうか。これらの内容は、現在、企業研修部門の担当者が意識して徹底していることだから、多くの項目にチェックが入ったのではないだろうか。

 しかし、もし、10個すべてにチェックが入ったのであれば、その集合研修は、ビジネスの伸展に残念ながら役に立たなかったり、ビジネスの伸展を阻害する要素にあふれたりしている研修と言わざるを得ないのだ。

 実はこのチェックシートは、ビジネスの伸展に役立たない度合のチェックシートなのである。意外に思われる方が多いかもしれない。その理由をご紹介していきたい。

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山口 博

やまぐち・ひろし/慶應義塾大学法学部政治学科卒(サンパウロ大学法学部留学)、長野県上田市出身。国内大手保険会社課長、外資系金融保険会社トレーニング・シニア・マネジャー、外資系IT人材開発部長、外資系企業数社の人事部長、人事本部長歴任後、現在、コンサルティング会社のディレクター。横浜国立大学大学院非常勤講師(2013年)、日本ナレッジ・マネジメント学会会員。近著に『チームを動かすファシリテーションのドリル』(扶桑社、2016年3月)がある。

 


トンデモ人事部が会社を壊す

サラリーマンの会社人生のカギを握る人事部。しかし近年、人事部軽視の風潮が広まった結果、トンデモ人事部が続々と誕生している。あっと驚く事例をひもときながら、トンデモ人事部の特徴や、経営陣がすべき対処法などを探っていく。

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