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ほぼみんな定時退社で伸びる会社 ランクアップ岩崎裕美子

離職率100%、定時は終電の会社を私が辞めるまで

岩崎裕美子 [株式会社ランクアップ 代表取締役]
【第2回】 2015年3月20日
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 帰りにくい雰囲気ってありませんか?

 私が以前働いていた広告代理店は、めちゃくちゃ帰りにくい会社でした。

 社長も部長も終電まで働いているので、早めに帰ると、白い目で見られます。しかも営業成績が悪かったりすると「営業成績も悪いのに、早く帰るなんてあいつは何やってるんだ!」と怒られます。

 だから、終電よりも早く帰るときは事前に上司に、どうして早く帰るのか理由を説明していました。

 ちなみに、その会社で私は取締役営業本部長をしていましたから、私ももちろん終電まで働いていました。社員も、当然のように全員終電まで働きました。定時は9時半~18時半まででしたが、社員にとっては9時半~終電が定時のようなものでした。

テレアポでひたすら営業!
残業するほど売上が増える会社

前職時代の写真。筆者は一番左。定時は終電という毎日で、短い人は1ヵ月で辞めていきました

 その会社は、私がもともと働いていた広告代理店の上司が独立して作ったベンチャー企業。私はその会社ができて半年後くらいに一人目の社員として入社しました。

 仕事は前職と同じ広告業。とはいえ、できたばかりの有限会社ですから、資本もないし、実績もない。まさにあるのはやる気だけ。こんな会社が、競合他社に勝っていくには、とにかく寝ないで働くしか道がないと考え、私は本当に寝ないで働きました。

 資金繰りも大変でした。まだ実績のない小さな会社ですから、仕入れ先の媒体社には前金で支払わなくてはなりません。でも、お客様からの入金は3ヵ月先ということもあり、まさに自転車操業でした。会社の通帳の残金が30万円になったときは、倒産するかも!と本気で焦りましたね。

 しかし、がむしゃらに営業を続け、その甲斐あってクライアントが少しずつ増え、なんと半年後には自転車操業から脱出することができました。寝ないで働いたおかげです。本当にやる気ってすごいですよね(笑)。

 それからというもの、採用数を増やし、会社は拡大。その結果、創業から7年で社員が20名になり、売上は約20億円まで上がりました。

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岩崎裕美子 [株式会社ランクアップ 代表取締役]

1968年2月8日生まれ。北海道出身。藤女子短期大学卒業後、大手旅行代理店に入社。その後、複数の広告代理店を経て、2005年にマナラ化粧品を開発・販売する株式会社ランクアップを設立。代表商品「ホットクレンジングゲル」は発売から9年で400万本を突破。2014年には、通信販売業界初の東京ワークライフバランス企業に育児・介護部門で認定。女性が日本一働きやすい会社を目指し、会社の仕組みや制度の整備にも力を入れている。

 


ほぼみんな定時退社で伸びる会社 ランクアップ岩崎裕美子

残業しないように工夫しているのに、なかなか残業が減らない会社は少なくありません。また残業をしなくなれば、売り上げが下がるのでは?という不安もあります。しかし、残業をせずとも売上を伸ばし続ける方法はあるのです。この連載では、社員のほぼ全員が17時に帰宅しながら、年商約60億円を稼ぐランクアップの岩崎裕美子社長がその秘密を明らかにします。

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