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地域密着型の売買掲示板「ジモティー」が人気を集める理由

待兼音二郎
2015年4月2日
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 中古でも良品が格安で手に入る。そこに惹かれてネットオークションサイトやフリーマーケット(フリマ)アプリを常用している人も多いことだろう。個人と個人がネットを介して直接取引を行えるCtoCマーケットに、第三の勢力として存在感を高めつつある異色のサービスがある。

 「ジモティー」は、地域をベースにした個人間取引の掲示板。入り口はネットでも、商品とお金は地元で会っての手渡しが基本という切り口は、これまで日本にはなかったもの。基本的にすべて無料(投稿を上位表示するオプションのみ有料)で使えることも、既存サービスにはない魅力だ。

 ヤフオク!に代表されるCtoCビジネスがここまで伸びた背景には、全国各地からの出品を検索一発で探して比較できる便利さがある。そこにあえて、“地元”という、ネットの利便性とは相反する括りでサービスを構築したことに、ジモティーの着眼のユニークさがある。日本全国へ、そして世界へ視野を広げるのではなく、あえて地元へと視点をシフトすることで見えてくる未開拓の領域があったのだ。

 まずはサイトを開いてみよう。都道府県選択で「東京」を、カテゴリーで「家具」を選択する。すると写真つきで表示される投稿一覧には、このような0円出品もちらほら目につく。ためしに数えてみると、最初のページの50件中15件が0円だった。

0円で出品されるものも多いジモティー。地元で直接渡すという視点が、従来のネットオークションとはひとあじ違う

 中古の本棚が0円で出品。「自宅まで取りに来ていただける方に無料で差し上げます」というコメントが添えられている。ちなみに翌日にチェックすると、すでに取引が成立したらしく、この本棚は見当たらなかった。

 こうした家具類やテレビなどの大型家電は、廃棄するにもお金がかかる。かといってネットオークションに出そうにも、配送料が高くて売り物にならない。それゆえ、従来のCtoCビジネスが取りこぼしてきたジャンルだった。

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