成績優秀で使いづらい新入社員に共通する特徴どんな新入社員が上司から可愛がられるのでしょうか?
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 2015年も気づけば4月。就職活動も大いに盛り上がっています。オープンエントリーシートの作成や企業独自のエントリーシートの記入をはじめ、いわゆる自己PRのネタ探しに駆け回っている方もいることでしょう。

 また、これまで公務員や教員志望だった方でも周りの友人の活動を目の当たりにして、万が一のために企業への就職も併願しようと考えはじめた人もいるのではないでしょうか。

 そんな中、今回は少しだけ先の話を書いていきたいと思います。それは内定を獲得した後、すなわち新入社員としての心構えについてです。

「挨拶さえできない人」を
根はいい奴、できる人とは思ってくれない

 楽なことばかりではなかった就職活動が終わり、内定を獲得した会社。できる限り長く働きたいという気持ちは誰もが抱くことでしょう。せっかく入社したのですから先輩、上司に可愛がってもらえる社員になりたいですよね。「あいつは使いづらい」。そんな風に思われていると知ったらショックです。

 そうならないために欠かせないのが、自分から先輩や上司に働きかけるということです。つまり、社内コミュニケーションや周囲に対する意識が非常に重要になります。

 例えば、「挨拶」です。新入社員としての最初の挨拶ももちろん大切ですが、日々の挨拶もとても重要です。目を合わせて挨拶をする。こんな大切な当たり前の行為でさえ、できていなければ、自分の居場所をどんどん無くしていってしまうのです。

 なぜこんな基本的なことから始めなければならないのでしょうか。社会に出てからは、会社で過ごす時間が人生の大半を占めるようになります。その会社でのトラブルから最終的に守ってくれるのは、自分自身の「普段」のコミュニケーションです。

 思えば社会に入るまでの私たちは、様々なものから守られていました。友人も自分で選べましたし、嫌いな人とは関わりを持たなくても特段問題ありませんでした。厳しい授業もあったかもしれませんが、基本的には学校でもお客様扱いだったはずです。今では体罰などのニュースが過敏に取り上げられますし、教師も生徒に対して気を遣わなければならない部分が多いのではないでしょうか。