ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
士業の業績革新!―「選ばれ続ける事務所」に変わる方法
【第1回】 2015年5月29日
著者・コラム紹介バックナンバー
船井総合研究所 士業コンサルティンググループ

マイナンバー制度に商機あり!
稼げる社労士はどこが違うのか
経営コンサルタント 村上勝彦氏インタビュー

1
nextpage

社会保険労務士、税理士・公認会計士、司法書士、弁護士などの「士業」は、資格者増や競争激化などにより業界内の二極化が進んでいる。厳しい経営環境の中で「選ばれ続ける事務所」になるためには何が必要なのか。士業の経営指導で抜群の成功率を誇る船井総合研究所の士業コンサルタントが、業界の現状と差別化のポイントを語る。連載の第1回は、社労士専門の経営コンサルタントとして多くの実績を持つ村上勝彦氏に話を聞いた。

社労士の業界環境と
これから伸びる分野とは?

――社会保険労務士のここ数年のトレンドを踏まえた現状を教えてください。

社労士を取り巻く経営環境は厳しくなっています。社労士事務所のメイン顧客は法人ですが、法人数は減っているのに、資格者数は毎年少しずつ増えているからです。この10年間でみると、全国の社労士数は2万9075人(2005年3月末)から3万9331人(15年3月末)へと約35%も増えています。一言で言えば、供給過多の状態です。

村上勝彦(むらかみ・かつひこ) 株式会社船井総合研究所 社労士事務所コンサルティングチーム シニア経営コンサルタント、中小企業診断士。「行列の出来る社労士事務所作り」をメインテーマに日々現場を走り回る情熱系コンサルタント。コンサルティング現場から生み出される成功ノウハウは具体的かつ即実行できると高い評価を得ている。社労士事務所経営研究会の主幹を務め、「即時業績向上」コンサルティングを行っており、「3ヵ月で就業規則30本受注」、「3年連続顧問数1.5倍」など数多くの成功事例を持つ。近著に『士業の業績革新マニュアル』(船井総合研究所 士業コンサルティンググループ著)がある。

ただし、マーケットとしては広がりを見せています。社労士のメインの仕事は、労働関連法令に基づく書類の作成代行や帳簿書類の作成事務など、いわゆる1号、2号業務です。最近は、これに加えて、3号業務にあたる各種人事労務コンサルティングが増えているのです。具体的な内容としては、ニュースでもよく取り上げられる「未払い残業問題」「新型うつ」「パワハラ・セクハラ」などが挙げられます。

なかでもニーズが高いのは、「未払い残業問題」です。昨今、ブラック企業に代表されるように、劣悪な労務環境の企業は世間のバッシングを受けています。経営者の意識も高まりつつあり、相談の着地点としては「就業規則を見直して、ルールを明確にしたい」という結論に至ることが多く、仕事に直結しやすいのです。

一方、「新型うつ」や「パワハラ・セクハラ」もニーズはありますが、医師やカウンセラーが介入しなければ解決できない案件があり、社労士との仕事の線引きが難しい側面があります。業種の垣根を越えた協業体制はまだ確立されておらず、これからの業務になると言えますね。特にうつに関しては、国の施策としてこの12月から従業員50人以上の企業に対して「ストレスチェック」が義務化されますから、今後の伸びしろは大きいと思います。

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
いまの科学で「絶対にいい!」と断言できる 最高の子育てベスト55

いまの科学で「絶対にいい!」と断言できる 最高の子育てベスト55

トレーシー・カチロー 著/鹿田 昌美 訳

定価(税込):本体1,600円+税   発行年月:2016年11月

<内容紹介>
子どもの豊かな心を育て、頭と体を伸ばしていくために親が知っておきたいことについて、最新の科学研究をもとに「最も信頼」できて「最も実行しやすい」アドバイスだけを厳選して詰め込んだ貴重な本。子にかけるべき言葉、睡眠、トイレトレーニング、遊び、しつけまで、これ一冊さえ持っていれば大丈夫という決定版の1冊!

本を購入する
ダイヤモンド社の電子書籍
(POSデータ調べ、11/20~11/26)


注目のトピックスPR


船井総合研究所 士業コンサルティンググループ

◆株式会社船井総合研究所は1970年創業の東証一部上場企業。「お客様の業績を向上させること」を最重要テーマとし、独自の経営理論(フナイ理論)に基づくコンサルティングを行っている。また、社会的価値の高い「グレートカンパニー」を多く創造することをミッションとし、企業の本質的な「あり方」にも深く関与した支援を実施している。現場に密着した実践的コンサルティング活動は様々な業種・業界から高い評価を得ており、455名のコンサルタントが7,966社の支援先のサポートにあたっている。

◆同社士業コンサルティンググループは、総勢30名のコンサルタントが弁護士、司法書士、社会保険労務士、公認会計士・税理士を中心に業績アップ支援を展開。業界でもトップクラスの事務所が参加する「経営研究会」の会員は500事務所を超える。単なるプロモーションや自己啓発に留まらず、各士業に特化した商品開発、サービスレベル向上にまで言及するソリューション提供が特徴。日本最大級の士業向けポータルサイト「士業経営.com」を運営。近著に『士業の業績革新マニュアル――「選ばれ続ける事務所」に変わるマーケティングとマネジメント』(船井総合研究所 士業コンサルティンググループ著)がある。

⇒ 株式会社船井総合研究所

⇒ 士業経営.com


士業の業績革新!―「選ばれ続ける事務所」に変わる方法

社会保険労務士、税理士・会計士、司法書士、弁護士といった「士業」は、資格者増や競争激化などによって業界内の2極化が進んでいる。厳しい経営環境のなかでも顧客から「選ばれ続ける事務所」になるためには何が必要なのか。各士業の経営指導で抜群の成功率を誇る船井総研の士業コンサルタントが、業界の「今」と差別化のポイントを語る。

「士業の業績革新!―「選ばれ続ける事務所」に変わる方法」

⇒バックナンバー一覧