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シンプルに考える
【第9回】 2015年6月13日
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森川亮

LINE(株)CEOを退任した森川亮氏が明かす!
本物のプロフェショナル、たったひとつの条件!

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「あれも大事、これも大事」と悩むのではなく、「何が本質なのか?」を考え抜く。そして、本当に大切な1%に100%集中する。シンプルに考えなければ、何も成し遂げることはできない――。LINE(株)CEO退任後、ゼロから新事業「C CHANNEL」を立ち上げた森川亮氏は、何を考え、何をしてきたのか?本連載では、待望の初著作『シンプルに考える』(ダイヤモンド社)から、森川氏の仕事術のエッセンスをご紹介します。

しんどさを引き受けて、淡々と日々の仕事に向き合う

 

 「仕事を楽しもう!」
 そんな言葉を耳にすることがあります。

 しかし、僕はあまり共感できません。もちろん、仕事は面白い。面白いから打ち込むことができる。しかし、「仕事を楽しもう!」という言葉がもつニュアンスと、僕の感覚はずいぶんと違います。なぜなら、仕事は厳しいものだからです。

 生半可な姿勢では、ユーザーに喜んでもらうことなどできるはずがありません。ユーザーのニーズからわずかでもズレないように、神経を研ぎ澄まさなければなりませんし、クオリティの高いプロダクトを生み出すためには、身を削るような努力も必要です。しかも、失敗は許されません。心理的にも肉体的にも強いストレスにさらされるのが、仕事というものです。仕事は、しんどくて当たり前なのです。

 むしろ、そのしんどさを引き受けて、淡々と日々の仕事に向き合っていく。そして、その苦しい過程を経て、結果が出たときの「幸せ」の感覚を体感しているのが、本物のプロフェショナルではないかと思うのです。

 僕はこれまで何度も「幸せ」な瞬間を経験することができました。よく思い出すのは、ハンゲーム・ジャパン株式会社に入ってまだ日も浅いころのことです。

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森川亮 

1967年神奈川県生まれ。1989年筑波大学卒業後、日本テレビ放送網に入社。幼少時から一貫して音楽を続けてきたこともあり、音楽番組の制作を希望するもコンピュータシステム部門に配属。本格的にコンピュータを学ぶ。インターネットの登場に刺激を受け、ネット・ビジネスに傾倒。ネット広告や映像配信、モバイル、国際放送など多数の新規事業立ち上げに携わる。仕事のかたわら青山学院大学大学院にてMBAを取得。2000年にソニー入社。ブロードバンド事業を展開するジョイントベンチャーを成功に導く。2003年にハンゲーム・ジャパン株式会社(後にNHN Japan株式会社、現LINE株式会社)入社。4年後には日本のオンライン・ゲーム市場でナンバーワンとなる。2007年に同社の代表取締役社長に就任。2015年3月にLINE株式会社代表取締役社長を退任、顧問に就任。同年4月、動画メディアを運営するC Channel株式会社を設立、代表取締役社長に就任した。


シンプルに考える

「あれも大事、これも大事」と悩むのではなく、「何が本質なのか?」を考え抜く。そして、本当に大切な1%に100%集中する。シンプルに考えなければ、何も成し遂げることはできない――。LINE㈱CEO退任後、注目の経営者がはじめて明かす「仕事の流儀」!

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