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転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

35歳を過ぎても転職できる人、できない人

丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]
【第13回】 2015年4月20日
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35歳でプロになれなければ
転職のハードルは高くなる

あなたは自分が「プロ」だと自信を持って言えますか?
Photo:suppyinny-Fotolia.com

 昔はまことしやかにささやかれた「35歳転職限界説」ですが、一種の都市伝説に過ぎないことはもう多くの人に理解されたと思います。弊社の実績でも転職の最高齢記録は65歳で、最近は50歳台の転職事例が増えています。私たちがエグゼクティブを対象にしていることもありますが、最近はますますミドル、シニアの転職が増えています。

 ただし、35歳を超えると若いときよりも転職が難しくなるのも確かです。企業組織は上層にいくほどポストが少なくなりますから、年齢や経験による序列がある以上、年齢が上になるほど求人も少なくなるからです。

 もう一つ大きな理由があります。それは、35歳を超えた人は100%プロフェッショナルとして扱われることです。それまでの経験がいったん未経験としてリセットされるキャリアチェンジ転職が、年齢が上になるほど難しくなるのもこのためです。

 転職するかどうかは別にしても長期的に幸福なキャリアであり続けるには、35歳になるまでに何らかのプロフェッショナルになっている必要があります。別の言い方をすれば20代半ばには自分の方向性を決め、35歳時にプロフェッショナルになっているよう逆算して仕事の経験を積んでいかなければいけないということです。

 漫然と「一生かかってこの仕事のプロになれればいいだろう」とのんびり仕事をしている人を見かけることがありますが、そうではなく35歳を一つのマイルストーンとして仕事に集中していくべきです。

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丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]

1986年滋賀大学経済学部卒業後、リクルート入社。7年間人事担当採用責任者として新卒、中途、留学生、外国人など多岐にわたる採用を担当し同社の急成長を人材採用の側面から支える。退職後現社を設立。リクルートで実践した「企業力を超える採用」の実現のため1000社を超える顧客にそのノウハウを提供、さまざまな分野の支援を実現。また個人へのキャリアコンサルティングは1万名を超え、「個人の本気に火をつける」面談には定評がある。49歳。1963年生まれ、いて座。

 


転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

35歳以上の転職がもはや当たり前の時代になり、これからはより多くの人が転職を意識することになる。しかしそのときに「転職の作法」を全く知らないがために、失敗し続けてしまっては本末転倒だ。この連載では、失敗した人を具体的な事例として出しながら、何が悪かったのか2万人を見てきた転職コンサルタント丸山貴宏の視点で一刀両断。成功へと導く手助けをします。

「転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏」

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