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業界初の求人サイトを開発した学生社長
リブセンス社長 村上太一

週刊ダイヤモンド編集部
【第36回】 2008年6月20日
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リブセンス社長 村上太一
リブセンス社長 村上太一

 居並ぶ審査員を前に足が震え、汗も噴き出していた。1週間も前から何度も練習を繰り返してきたにもかかわらずだった。

 この日は、自ら立てたビジネスプランの発表会。村上太一は、A4用紙12枚にわたる資料を配り、緊張を隠しながらプレゼンテーションを始めた。

 それから1週間後、参加者が集められコンテストの結果が発表された。「最優秀賞は村上君!」。表情にこそ出さなかったが、机の下で小さなガッツポーズを取っていた。

 今、村上は早稲田大学政治経済学部の4年生だ。2年前、早稲田大学の「ベンチャー起業家養成基礎講座」が実施したビジネスプランコンテストで優勝、リブセンスを立ち上げた“学生社長”なのだ。

 リブセンスは、「ジョブセンス」というアルバイト求人サイトを運営している。といっても他社のサイトとは大きく違う。通常のサイトでは、枠の大きさに応じて、企業は求人広告を出す際に費用を支払う。だがリブセンスでは、採用が決まるまでいっさい費用が発生しない成功報酬型。しかも求職者には祝い金まで支払うのだ。

 スタートからわずか2年あまりで、外食チェーンをはじめ、アパレルメーカーやパチンコチェーンなど大手企業が続々と導入。今では700社が求人を出し、月間100万人が利用している。

検索結果で上位掲載のノウハウ開発と
求職者への祝い金で成長

 そもそも村上が起業を意識し始めたのは小学生のとき。経営者だった両祖父へのあこがれもあった村上は、「将来は社長になる」と心に秘めていた。

 その思いは年を追うごとに強まり、着々と準備を進めていく。高校時代には、すでに簿記2級に加え、合格率が30%を切る超難関の国家資格、システムアドミニストレータ(情報処理技術者試験の一つ)の資格を取っていたほどだ。

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