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武田薬品の引き抜き外国人電撃辞任に高報酬「もらい逃げ」の声

週刊ダイヤモンド編集部
2015年7月13日
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株主総会は、天候と違い“荒れ模様”とはならなかったが…… Photo by Hiroaki Miyahara

 「株主の皆さまには、ご心配、ご迷惑を掛けて誠に申し訳ない」

 製薬大手、武田薬品工業の定時株主総会が開かれた6月26日。長谷川閑史会長は、株主たちを前にそう謝罪した。

 武田は、総会直前になって議案を修正するという赤恥をかいていた。総会のわずか2日前、再任予定だった武田初のCFO(財務最高責任者)、フランソワ・ロジェ氏が電撃退任したのだ。

 ロジェ氏は、2017年度までに1200億円のコスト削減を目指す「プロジェクト・サミット」のタクトを振った外国人幹部だ。「人事のグローバル化」にまい進する長谷川会長が、海外企業からロジェ氏をCFOに引き抜いたのは一昨年の9月、取締役就任は昨年6月だ。それからわずか1年たたずして、スイスの食品大手、ネスレに引き抜かれた。

突出する武田の役員報酬

 「もらい逃げではないか」──。総会に出席した武田関係者でもある株主の1人はそう憤る。ロジェ氏の昨年度の役員報酬は3億円超。「プロジェクト・サミット」開始2年で、削減額620億円という実績を残したものの、高給を食みながら道半ばで投げ出した格好だ。

 「口では『タケダイズムを踏襲する』と言うが、結局、金で連れてきた者は金で出ていく」と、この株主は現経営陣に不信を隠さない。

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