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携帯コンテンツに映画のノウハウを導入!
ボルテージ社長 津谷祐司

週刊ダイヤモンド編集部
【第62回】 2009年1月30日
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ボルテージ社長 津谷祐司
ボルテージ社長 津谷祐司(撮影:原 繁)

 現代人の幸福は“恋愛”と“挑戦”に集約される――。

 携帯電話向けコンテンツ制作会社ボルテージの津谷祐司は自社のコンテンツを、この両輪をベースに制作する。衣食住に足りた今日、コミュニケーションとチャレンジの充実感や、達成感こそが幸福を左右するカギだという。

 この発想、またチーフクリエーターとしての津谷のセンスの源は映画にほかならない。といっても、何本かの映画を観て思いついたことではない。

 津谷は単なる映画好きではない。5000本を超える映画鑑賞実績もさることながら、大手広告代理店に勤務する傍らで、ボーナスの大半を費やし映画の自主制作を続け、ついには休職して、米国三大映画学校のUCLA映画学部大学院へ自主留学を果たしたプロなのだ。

 もっとも、東京大学工学部→大手広告代理店の空間プロデューサーという経歴から抱くイメージとは裏腹に、海外留学は順風満帆ではなかった。UCLAの試験は3度目で合格。最後は「英語も話せなかったが、やる気を評価してもらい合格した」。

 入学後も言葉の壁もあって苦労の連続だった。授業初日、シナリオを渡され演出をする課題を与えられたが、そのシナリオが理解できずパニックになった。帰宅すると部屋の白壁が目の前にグングンと迫ってくる幻覚に襲われたほどだった。

 異国での孤独感や挫折、チャレンジの日々、なによりも「人を感動させる」を追い続けた映画の勉強が「恋愛と挑戦」という結論に行き着く道のりだった。

映画への未練は断つがタレントの
交渉術までノウハウを吸収する

 3年間の留学を経て復職するが、36歳という年齢を意識すると、映画の世界への挑戦をやめることはできなかった。

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