ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます
【第3回】 2015年9月7日
著者・コラム紹介バックナンバー
石原明 [日本経営教育研究所代表、僖績経営理舎株式会社代表取締役]

儲けたいなら、顧客を選ぼう

1
nextpage

「なぜ、商品やサービスに自信があるのに、高く売ろうとしないのか?」。ごく自然に出てくる疑問に対し、適切なアドバイスを『絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます』は教えてくれます。ここでは、第1回で紹介した4つのステップより、「客層を変える」について少し触れていきます。

10月29日(木)、東京・目白で1日限りのセミナー開催決定!

 消費には4つのタイプがある

 人はどのような動機づけでモノを買い、どのような判断基準で買うもの、買わないものを選り分けるのでしょうか。

 まずは、消費の種類について考えてみましょう。消費者が商品やサービスを購入する際の動機づけや判断基準となるものの見方、考え方の違いを理解してください。

 消費には大きく分けて、次の4つのタイプがあります。

1 「安いから買う」消費
2 「高いから安心、信頼が置ける」消費
3 「モノではなく、コトを買う」消費
4 「自分らしさを買う」消費

 ビジネスモデルやマーケティングのプランニングをするうえで、かつては、「安いから買う」消費、「高いから安心、信頼が置ける」消費、「自分らしさを買う」消費、の3つの消費タイプを意識しておけば、それで十分でした。

 しかし、近年は「モノではなく、コトを買う」消費が顕著になってきました。現在では、これも含めた4つの消費のタイプをしっかりと理解したうえで、ビジネスを組み立てていくことが必要です。

1 「安いから買う」消費

 値段の安さを価値尺度として判断する消費です。こうした消費のタイプでは、原価やいわゆる相場価格、競合店、競合商品などとの比較により「値段の安さ」そのものが価値として捉えられて、商品やサービスが購入されます。

2 「高いから安心、信頼が置ける」消費

 「安いから買う」消費とまったく逆のタイプになります。安さを価値とせずに、むしろ「高く売られているもの」を自ら志向し、選択しているのがこのタイプの消費者です。

3 「モノではなく、コトを買う」消費

 日常の生活の中で必要なモノを買うのではなく、自分の生活を彩る体験=コトを買うタイプの消費です。この消費のタイプでは、お金をモノに換えて残すことが目的ではないので、「安いから買う」という価値観がそこにはまったくありません。

4 「自分らしさ」を買う消費

 商品やサービスを買っているのではなく、自分の生き方や主義にお金を費やすのが、このタイプの消費です。このタイプの消費者は、「自分の世界」を形作るのが特徴で、気に入った店、気に入った場所にしか行かないという傾向が強く表れます。

 もし、あなた自身があなたの会社が提供する商品やサービスに価値があると感じているのならば、ぜひこうした消費のタイプをしっかりと理解しておいてください。そのうえで顧客の満足度を向上させつつ、しっかり収益の上がる経営へ舵を切っていくことを提案します。

 そして、自分自身で満足を感じられる値段で商品やサービスを買っていただけるようなビジネスに変えていくのです。

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
自分の時間を取り戻そう

自分の時間を取り戻そう

ちきりん 著

定価(税込):本体1,500円+税   発行年月:2016年11月

<内容紹介>
生産性は、論理的思考と同じように、単なるスキルに止まらず価値観や判断軸ともなる重要なもの。しかし日本のホワイトカラー業務では無視され続け、それが意味のない長時間労働と日本経済低迷の一因となっています。そうした状況を打開するため、超人気ブロガーが生産性の重要性と上げ方を多数の事例とともに解説します。

本を購入する
著者セミナー・予定
(POSデータ調べ、11/20~11/26)


注目のトピックスPR


石原明 [日本経営教育研究所代表、僖績経営理舎株式会社代表取締役]

 

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。
毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「高収益トップ3%倶楽部」には、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。
毎週金曜日に配信する人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数2200万回を超えている。
著書に、『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。


絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます

値上げをすれば必ず儲かるしくみを説いた『絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます』より、4つのステップ「値段を上げる」「客層を変える」「情報を加える」「経営を回す」をわかりやすく紹介。値下げは最悪の経営手法であり、値上げによって企業がどう変わるのか――本来あるべき経営スタイルがわかります。

「絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます」

⇒バックナンバー一覧