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いまさら聞けない、世界経済を揺るがす米国の利上げって何?

週刊ダイヤモンド編集部
2015年9月9日
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最近、ニュースで何かと耳にする米国の「利上げ」。実は多くの人が理解できていない利上げのイロハを徹底解説する。

Photo by Mitsufumi Ikeda

Q1 そもそも利上げって何?

 ある国の景気が過熱してバブル化しそうになったり、インフレ懸念が強まったりすると、その国の中央銀行が金利水準を引き上げる政策を取ります。利上げとは、中銀が政策金利(中銀が民間銀行に融資する際の金利)を引き上げることを指します。

 一般的に、中銀が利上げに踏み切ると、銀行の金利なども上昇するため、企業の設備投資が抑制され、個人の消費意欲が衰えます。結果、景気の過熱にブレーキがかかるというわけです。逆に、景気が冷え込んでいるときには金利を引き下げて、需要を喚起します。

 ただし、一気に金利が上がってしまえば、景気は急速に冷え込むリスクもあるので注意が必要です。そのため、利上げの際には、上げ幅や変更時期を慎重に見極めた上で実施できるかが鍵となります。

 今まさに利上げが話題になっている米国の場合、米国の主要政策金利であるフェデラルファンド金利の目標を引き上げます。

 ただ、足元では中国を震源地とした世界同時株安で、世界経済は混迷の度を深め、米国の利上げ観測は不透明感を増しています。

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