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他人事ではない!実家問題リアル

あなたの家は大丈夫?嫁姑バトル危険度チェック

西川敦子 [フリーライター]
【第1回】 2015年9月10日
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実家とは時にありがたく、時に厄介な存在だ。
自宅の近所なら何かと世話を焼いてくれたりする。
が、うっとうしいこともある。
遠くにいれば、それはそれで心配だ。
そろそろ気になる「嫁と自分の実家問題」。
この際、ちゃんと向き合ってみよう。

帰省で浮かび上がる嫁姑の不仲

<ミツルさんちの場合>

実家に帰ると母親から嫁の愚痴…。うんざりしている人も少なくないのでは?

 結婚してからというもの、帰省中はいつも持病の胃痛に悩まされる。恒例の嫁姑バトルが勃発するからだ。表向きは仲良しの母親と妻。しかし、お互いのいないところでは――。

 「ちょっと、ミツヨさんのことなんだけど」

 食後に枝豆をつまみながらのんびりビールを飲んでいると、戸締まりを済ませた母親が、目の前にどっかりと腰をおろした。妻はちょうど入浴中だ。

 「ずいぶん派手な身なりねえ。高価な服を着て、きっと稼ぎのいいお嫁さんなのね、ってお隣に嫌みを言われちゃったわ」

 「まあ、ファッションにはこだわりがあるんだろ」

 「それにひきかえ、あんたは毎年同じTシャツだし。ミツヨさん、よほど忙しいんでしょうね。夫の服もろくに買い整えられないなんて」

 大変ねえ、とため息をつきながらも内心、憤懣やるかたない様子だ。妻は妻で母親に不満があるのだろう。自分と二人のときは口をきこうとせず、ひたすらスマホをいじっている。東京に帰ってからもしばらく妻の不機嫌が続くのかと思ったら、またしても胃がしくしく痛み始めるミツルさんだった――。

 嫁姑の関係がややこしいのはいつの時代も同じだ。しかし近年はさらに問題が複雑化している。最大の要因は働く妻が増えたこと。同じ妻、主婦といっても、嫁と姑の立場は昔とまるで違う。母親が若い頃は、嫁姑といえど同じ専業主婦同士という場合が多かった。今や生活パターンも価値観も食い違っているのだから、摩擦が生じて当然だ。ミツルさんの母親のように夫の服を買い整え、クリーニングに出し、毎朝アイロンがけして――という妻は今どき少数派ではないか。

 加えて最近は「近距離に住む嫁姑問題」も増えている。近所に住んでいれば、出産後いろいろ面倒を見てもらえる――そんな期待から、夫の実家の近くに住むカップルが少なくない。そこで今回は、嫁姑問題の新潮流を遠距離編、近距離編に分けて見てみることにしよう。

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西川敦子 [フリーライター]

1967年生まれ。上智大学外国語学部卒業。編集プロダクション勤務を経て、独立。週刊ダイヤモンド、人事関連雑誌、女性誌などで、メンタルヘルスや介護、医療、格差問題、独立・起業などをテーマに取材、執筆を続ける。西川氏の連載「『うつ』のち、晴れ」「働く男女の『取扱説明書』」「『婚迷時代』の男たち」は、ダイヤモンド・オンラインで人気連載に。


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親が元気でちょうどよい距離をとっているときは、気にならない「実家問題」。だが、親の老化、あるいは結婚や出産などを機に「実家」と向き合わざるをえなくなることが少なくない。本連載では、30~40代男性にとって身近な問題をとりあげ、実家との対立の解決策などを探っていく。

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