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東京23区 データで分かる区の実力

新宿区――駅の乗降客数はギネス認定世界一、人を寄せ付ける活力の街

小口達也 [一般社団法人東京23区研究所 上席研究員],東京23区研究所,フィルモア・アドバイザリー
【第2回】 2010年5月11日
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 新宿区は、都庁を中心とした副都心高層ビル街と、日本一の歓楽街・歌舞伎町を擁し、昼夜ともに圧倒的な存在感を示す。その名は日本中に知れ渡り、23区内でも知名度1、2を争うメジャーなエリアだ。

 この区は、1947(昭和22)年3月15日、旧四谷・牛込・淀橋の3区が統合して発足した。その際、区名は歴史的な由来のほか、新宿駅や新宿御苑が全国的にも有名であり、普遍的であったことから採用されたものだ。

 ちなみに、新宿駅は1885(明治18)年の開業。新宿御苑もまた、1906(明治39)年に開苑されている。これらがその名に「新宿」を冠するのは、新宿区が生まれるはるか昔のことなのである。新宿区にある駅だから新宿駅ではなく、新宿駅がある区だから新宿区と言ったほうが当たっている。

世界一とギネス認定された
新宿駅の乗降者数

 新宿区の“実力者”と言えば、まず筆頭に挙げられるのが、「新宿区」の大先輩「新宿駅」だろう。例えば、JR東日本の新宿駅は1日当たりの乗車人員76万6000人で、それに続く池袋駅(56万3000人)、渋谷駅(42万6000人)を大きく引き離している。大東京の表玄関、東京駅でさえ39万人余(JR東日本の5位)にとどまる。

 乗降合わせての各社合計(私鉄各社含む)では360万人を超えると言われ、世界一利用者の多い駅としてギネスブックにも認定された。

 大都市・東京を支えるものは産業だが、新宿区には事業所や就業者が多い。業種別では、「不動産業」が事業所数、従業者数とも23区のトップである。大繁華街を抱えることから店舗の出入り、また、賃貸住宅の出入りの多さが需要を生んでいるものと思われる。

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小口達也 [一般社団法人東京23区研究所 上席研究員]

一般社団法人東京23区研究所上席研究員。1978年より財団法人・東京都政調査会研究員、都市問題・自治体政策の研究に従事。87年より中央大学社会科学研究所・客員研究員、多摩地区の地域開発研究に従事。その後、フリーを経て現職。

フィルモア・アドバイザリー

2006年11月、海外機関投資家向けの独立系リサーチ会社として設立。現在は数値データのグラフ化・共有サイト「vizoo」、グラフ投稿サイト「Figit」の運営を行うほか、メディア向けにグラフを用いた特集記事等を配信。
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