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田中秀征 政権ウォッチ

「首相は辞任すべき」51%から43%に減少!?
内閣支持率“低落に歯止め”のなぜ

田中秀征 [元経済企画庁長官、福山大学客員教授]
【第34回】 2010年5月20日
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内閣支持率は20%台前半!
しかし下げ幅は緩やかに…

 5月17日、朝日・毎日両紙が、内閣支持率に関する世論調査結果を発表した。

 最近の調査を見ると、共通した傾向と思われるのは、下げてはいるものの、比較的に下げ幅が緩やかになったのではないかということ。

 毎日では前月比10ポイント減の23%で依然として下げ幅が大きいが、朝日では4ポイント減の21%だ。

 それと、もう1つの傾向は、鳩山由紀夫首相に対する退陣を迫る声が小さくなりつつあること。

 首相の普天間基地移設問題の5月末決着ができなかった場合、首相は辞任(退陣)すべきだと答えた人が、朝日では43%(前月51%)、毎日では47%(同53%)と減少している。逆に(辞任する必要はない)とした人が、朝日では43%(同40%)、毎日では51%(同45%)と増加している。これは顕著な共通点だ。

「低落に歯止め」の裏にある
自民党支持者の思い

 どうしてこうなったのか。さまざまな理由が複合しているように思われる。

(1)2回目の“事業仕分け”が1回目ほどではなくても一定の評価がされている。

(2)枝野幸男行政刷新相をはじめ、首相周辺が非小沢系の人たちで固められてきた印象がある

(3)普天間問題に関しては、むしろ「辞めるのは無責任」と思われているのではないか。自分がメチャメチャにしたのだから、自分で何とか収拾すべきだという厳しい要求だ。

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田中秀征 [元経済企画庁長官、福山大学客員教授]

1940年長野県生まれ。東京大学文学部、北海道大学法学部卒業。
83年、衆議院議員初当選。93年6月、新党さきがけ結成、代表代行。
細川政権発足時、首相特別補佐。第一次橋本内閣、経済企画庁長官。
現在、福山大学客員教授、「民権塾」塾長。


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かつて首相特別補佐として細川政権を支えた田中秀征が、期待と不安に溢れた現政権の動向を鋭く斬り込む週刊コラム。刻一刻と動く政局をウォッチしていく。

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