内閣支持率は20%台前半!
しかし下げ幅は緩やかに…
5月17日、朝日・毎日両紙が、内閣支持率に関する世論調査結果を発表した。
最近の調査を見ると、共通した傾向と思われるのは、下げてはいるものの、比較的に下げ幅が緩やかになったのではないかということ。
毎日では前月比10ポイント減の23%で依然として下げ幅が大きいが、朝日では4ポイント減の21%だ。
それと、もう1つの傾向は、鳩山由紀夫首相に対する退陣を迫る声が小さくなりつつあること。
首相の普天間基地移設問題の5月末決着ができなかった場合、首相は辞任(退陣)すべきだと答えた人が、朝日では43%(前月51%)、毎日では47%(同53%)と減少している。逆に(辞任する必要はない)とした人が、朝日では43%(同40%)、毎日では51%(同45%)と増加している。これは顕著な共通点だ。
「低落に歯止め」の裏にある
自民党支持者の思い
どうしてこうなったのか。さまざまな理由が複合しているように思われる。
(1)2回目の“事業仕分け”が1回目ほどではなくても一定の評価がされている。
(2)枝野幸男行政刷新相をはじめ、首相周辺が非小沢系の人たちで固められてきた印象がある
(3)普天間問題に関しては、むしろ「辞めるのは無責任」と思われているのではないか。自分がメチャメチャにしたのだから、自分で何とか収拾すべきだという厳しい要求だ。