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『週刊ダイヤモンド』特別レポート

ガラパゴス化していた日本ラグビーを変えたエディーの指導

エディージャパンの仕掛け人・岩渕健輔GMに聞く(上)

週刊ダイヤモンド編集部
2015年11月18日
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ラグビーワールドカップ(W杯)イングランド大会の快進撃で、一躍世界のラグビーに歴史を残したラグビー日本代表。国内でも、ラグビー人気が一気にヒートアップし、14日に開幕したトップリーグにも注目が集まっている。

週刊ダイヤモンドでは、11月21日号(16日発売)で、前ヘッドコーチ(HC)のエディー・ジョーンズ氏の手腕に迫った「エディーに学べ 世界で勝つ組織論」を掲載。その中で、エディー氏をHCに抜擢し、改革を強力に推し進めてきたラグビー協会ゼネラルマネジャー(GM)の岩渕健輔氏のインタビューを掲載。今回はその拡大版をお送りする。

岩渕氏は2011年、36歳の若さで日本ラグビー協会のゼネラル・マネジャー(GM)に就任。自らも英ケンブリッジ大学に留学し、現地のプロチームで活躍した海外経験を武器に、ラグビー界の改革を徹底的に推し進めてきた。2019年のW杯に向けた壮大な改革プランの中で、エディー氏をヘッドコーチに選んだ理由、エディー氏と進めた改革の実態、そして、W杯を経た日本ラグビーの今後を聞いた。(「週刊ダイヤモンド」編集部 森川 潤、泉 秀一)

善戦だけで評価され
戦う前に負けていた

――エディージャパンの始動前の日本のラグビー界の状況を、どう分析していましたか。

いわぶち・けんすけ/1975年東京都生まれ。青山学院大学在学中に日本代表に初選出。神戸製鋼所入社後にケンブリッジ大学に入学、英サラセンズに入団。2011年から現職 Photo by Hidekazu Izumi

 大きな問題点は、2つありました。まず世界のラグビーにおいて、我々が自分たちの置かれている状況を認識できていないこと。もう一つは戦う前に負けていることでした。

 もちろん、それまでも選手は勝つつもりでやっていました。こんなスポーツですから、死ぬ気でプレーしていたわけです。ただ、過去に世界の強豪と対戦した時に、日本が本気で勝利できるとは思っていなかった部分がありました。善戦で「よくやった」というスタンスだったのです。

――メディアも甘かった。

 日本では、体の大きな外国人選手に健闘したと“文脈”で、評価してもらえる部分がありました。でも世界の大会で、負けてもよいというのはありません。2000年以降、サッカーがW杯で活躍し、野球もWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で優勝し、世界で戦っていく中でラグビーが完全に波に乗り遅れてしまったのです。

――日本国内で完結していたと。

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