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実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」 露木幸彦

慰謝料・養育費と不妊治療で毎月赤字
年収700万円バツイチ夫の憂鬱(上)

露木幸彦 [露木行政書士事務所代表]
【第17回】 2015年11月21日
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不妊治療の末、ようやく子どもを授かったバツイチの男性。前妻への慰謝料・養育費が重荷となり、妊娠の喜びよりお金の苦しみで頭がいっぱいに

 「大好きな彼の子を身ごもって、かわいい赤ちゃんを出産して、子どもを立派に育ててみたい」

 せっかく女性としてこの世に生を受けたのだから、そう望んでも決して「高望み」ではないでしょう。もし、自然な形で妊娠に至らず不妊治療が必要になったとしても、です。「そんなの身分不相応でしょ!?ぜいたくだわ!」と後ろ指をさされる筋合いはないはずですが、本当にそうなのでしょうか?

 子どもを欲することは本来、誰にでも平等に認められた、ごくごく当然の権利だということに異論の余地などなさそうですが、そうでもなさそうなのです。「あなたには子どもを産む資格なんてないわ。さっさとあきらめなさいよ!」と、もし本気でそう思っている輩がこの世に存在したら怖すぎますが、今回紹介する相談実例に登場します。

 前述のような暴言の主は『前妻』。そう、彼がバツイチで前妻との間に子どもがいて、前妻に対して養育費や慰謝料、手切れ金などを毎月支払っているとしたら…「再婚相手の不妊治療」は前妻にとって決して対岸の火事ではないので、何とか火消ししようと躍起になるのは当然といえば当然ですが、それにしても。

 そもそも子どもを作るかどうかを決めるのは誰でしょうか?それは子の父親、母親となる夫と妻でしょうし、不妊治療に踏み切るかどうかも同じくです。だから本来、夫婦だけで話し合えば十分なので、前妻の出る幕はなく、とやかく言われる筋合いはないのですが、本当に大丈夫なのでしょうか?

 「不妊治療に余計な金を使うくらいなら、早くあきらめて、こっちに回すべきでしょ!」と前妻が守銭奴っぷりをいかんなく発揮し、前夫の家に土足でズカズカと上がりこんできても不思議ではないのです。「不妊治療をしてまで子作りをするなんておかしい」と。

再婚相手の子の誕生は
前妻の子に対してどのような影響が?

 ところで芸能界の目を向けると不妊治療の末、やっと子どもを授かったケースは数多存在します。例えば、石田純一さん東尾理子さん夫婦。報道によると東尾理子さんは不妊治療を行ったことを公言しており、治療の甲斐もあってようやく長男が誕生したようです。

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露木幸彦[露木行政書士事務所代表]

つゆき・ゆきひこ/行政書士、フィナンシャルプランナー。1980年生まれ。国学院大学卒。男性の離婚相談に特化した行政書士事務所を開業し、開業から6年間で有料相談件数7000件、法律文書作成900件を達成。公式サイトは1日訪問者3300人、会員数は1万3000人と、業界では最大規模にまで成長させる。2008年よりドコモ、au、ソフトバンクの公式サイトで法律監修を担当。四半期に一度、大相談会を開催している。主な著書に『結婚貧乏~結婚してはいけない人を避ける方法』(中央公論新社)、『離婚のことばハンドブック~今すぐ解決したい人のキーワード152』(小学館)、『男のための最強離婚術』『男の離婚 賢く有利に別れるための6つの成功法則』(共にメタモル出版)などがある


実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」 露木幸彦

昨今の離婚事情は複雑化している。夫が借金、浮気、暴力を繰り返して妻に愛想を尽かされるという「昭和型離婚」ばかりでなく、足もとでは「草食系離婚」も急増している。妻が多重債務、不倫、ヒステリーなどを繰り返し、真面目で優しい夫がそれに絶えられなくなって離婚を決意するというパターンだ。そうしたなか、離婚トラブルで悩み悶える男性が増えている。一度離婚トラブルに発展すると、男性は多くの精神的・物理的な負担を強いられる。到底納得できない理不尽な離婚トラブルに意図せず巻き込まれた場合に備えて、普段から対処法を考えておくことは必要だ。「男性の離婚相談」に特化し、数多くの相談実績を誇る行政書士の露木幸彦氏が、毎回実例を挙げながら、男性が陥り易い離婚トラブルへの対処法を指南する。読まずに泣くか、読んで笑うか――。現在離婚トラブルで悩んでいる人もそうでない人も、「他人事ではない男の離婚」について考えるための参考にしてほしい。

「実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」 露木幸彦」

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