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ずるい暗記術
【第10回】 2015年12月14日
著者・コラム紹介バックナンバー
佐藤大和 [弁護士]

覚えた「情報」を自分の「知識」に変える忘れない技術

樺沢紫苑×佐藤大和対談【前編】

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「やらされ感」より「やりたい感」を大切に

佐藤 先生の本に「本を読むとワクワクして、楽しくてしようがない」とありますよね。私も、この“ワクワクする”という感覚を大事にしているんです。読書でも勉強でも、楽しいと記憶に残るし、進んでやるようになりますよね。

樺沢 その通りです。脳科学の研究でも、それを裏付けるデータがあるんですよ。ものごとを記憶する際に、ポジティブな単語とネガティブな単語、それぞれと組み合わせて覚えるという実験をしたところ、ポジティブな単語のあとに覚えたことのほうが、ネガティブな単語のあとに覚えたことよりもより記憶に残っているという結果が出たんです。つまり、楽しいという気持ちになっただけで、記憶は強化される。

佐藤 なるほど! 私はよく後輩の弁護士を叱ってしまうのですが、「楽しい記憶は残りやすい」ということを思い出して、先日、逆にほめてみたんです。そうしたら、普段は忘れることが多いのに、そのときの内容はちゃんと覚えていました。

樺沢 人が成長するためには、自分の得意な分野を伸ばす「長所伸展」と、不得意な分野を克服する「短所克服」の2つの方法があるんです。ベテランの人や自信のある人だったら短所克服から入ってもいいけれど、子どもや経験のない人には長所伸展を先にしたほうがいい。

 たとえば、国語が50点で数学が80点の子がいたとすると、親や先生は苦手な国語のほうから勉強させようとするけれど、それでは絶対うまくいかないんですよ。先に得意な数学をやらせて、「こんなにできるんだ」って思えたときに「じゃあ、苦手な科目もできるんじゃない?」って持っていくと、できるようになる。

佐藤 私も、高校までは勉強ができなかったんですが、大学に入って法律を勉強したときに、初めてほめられて。それから一気に勉強が楽しくなったんです。法律を勉強するうち、数学やほかの科目もできるようになっていきました。

樺沢 自発的にやっていると楽しいし、やらされていると苦しい。ストレスの原因って、実はその「やらされ感」がすべてなんですよね。

佐藤 やらなくてはいけない、ではなく、やりたいという気持ちになることが大切なんですね。

 

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佐藤大和 [弁護士]

レイ法律事務所代表弁護士(東京弁護士会所属)
1983年生まれ。宮城県石巻市出身。高校時代、模試では偏差値30のダントツビリで落ちこぼれ。大学生になってから勉強に目覚め、2009年の司法試験に1回目で合格(民事系科目は上位5%以内で合格)。11年、弁護士となり、大手法律事務所を経て、14年4月、レイ法律事務所を設立し、経営者弁護士として、2016年1月には国内の法律事務所でTOP5%以内の事務所規模に成長させる。TBS「あさチャン!」、フジテレビ「バイキング」のコメンテーターのほか、NHK Eテレ「Rの法則」などに出演。フジテレビ「リーガルハイ」、テレビ朝日「グッドパートナー 無敵の弁護士」、日本テレビ「ヒガンバナ〜警視庁捜査七課〜」など数多くの人気ドラマの法的監修も手掛ける。15年9月には『ずるい暗記術 偏差値30から司法試験に一発合格できた勉強法』(ダイヤモンド社)を出版し、ニューヨークタイムズ、スウェーデンの新聞社など海外からも取材も受けるマルチ弁護士として活躍中。

 


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