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ずるい暗記術
【第6回】 2015年10月23日
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佐藤大和 [弁護士]

本当のところ、100点中何点を目指せばいいの?

勉強したことが全部問題にならないように、問題の答えを全部解答しなくても、合格できます。間違えても、合格はできるのです。そのボーダーラインはどこにあるのでしょうか。100点を目指すより、100点より低いボーダーラインを目標にすることで、勉強の効率は上がります。
第1章「『理解』せずにひたすら『答え』だけを見る」より、一部抜粋して紹介します。

最初から100%を目指さない

 どんな分野でも、人は一度「できない」と思ってしまうと、なかなか手をつけようとしません。苦手意識が生じ、やらなくなってしまうことすらあります。

 勉強も同じです。

 いきなり高いハードルを設定すると、できなくて落ち込み、どんどん負担になっていってしまいます。

 そのような状況に陥らないためには、最初から100%を目指さないことです。

 難しい問題には取り組まず、簡単なところからスタートするのです。

 テストには、法則があります。

 それは、「基礎6割、応用3割、応用よりも難しい問題1割」で成り立っているという法則です。

 そして、合格するための目標は、「6割をとること」です。

 60点とれれば、合格のボーダーラインです。

 つまり、全体の6割を占める基礎さえ落とさなければ、合格に近づくのです。そう考えると、基礎だけ勉強していればいいとわかりますよね。難しい応用はあえてやらなくてもかまいません。

 なぜなら、応用も基礎の積み重ねなので、基礎ができていれば自然と解けるようになるからです。

 脳科学者の茂木健一郎氏は、「勉強にはドーパミンが必要である」(『脳を活かす勉強法』PHP研究所より)と説いています。

 ドーパミンは、脳内の神経伝達物質の一つで、快感を生み出す作用があることで知られています。さらに、人間の脳は、ドーパミンが分泌されたときの状態を克明に記憶し、その快感を再現しようとします。

 つまり、勉強しているときに「できた! 楽しい!」という感情が生まれると、ドーパミンが分泌され、そのときの記憶も定着しやすくなるのです。そのためには、まず、ラクな基礎だけをやり、脳に快感を覚えさせることです。

 基礎を繰り返し、少しずつ「できる」ことの範囲を広げて脳に快感を与え続けるのです。

 全部を一度に覚えようとすることを捨ててください。

基礎をしっかり固めていけば、いつか応用に対応できます。

 問題集をアタマからやる必要もなく、必要なところ=できるところだけ、やってください。

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佐藤大和 [弁護士]

レイ法律事務所代表弁護士(東京弁護士会所属)
1983年生まれ。宮城県石巻市出身。高校時代、模試では偏差値30のダントツビリで落ちこぼれ。大学生になってから勉強に目覚め、2009年の司法試験に1回目で合格(民事系科目は上位5%以内で合格)。11年、弁護士となり、大手法律事務所を経て、14年4月、レイ法律事務所を設立し、経営者弁護士として、2016年1月には国内の法律事務所でTOP5%以内の事務所規模に成長させる。TBS「あさチャン!」、フジテレビ「バイキング」のコメンテーターのほか、NHK Eテレ「Rの法則」などに出演。フジテレビ「リーガルハイ」、テレビ朝日「グッドパートナー 無敵の弁護士」、日本テレビ「ヒガンバナ〜警視庁捜査七課〜」など数多くの人気ドラマの法的監修も手掛ける。15年9月には『ずるい暗記術 偏差値30から司法試験に一発合格できた勉強法』(ダイヤモンド社)を出版し、ニューヨークタイムズ、スウェーデンの新聞社など海外からも取材も受けるマルチ弁護士として活躍中。

 


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