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実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」 露木幸彦

結婚しているのに妻には婚約者が!
さらに100万円をだまし取られた夫は…(上)

露木幸彦 [露木行政書士事務所代表]
【第18回】 2015年12月5日
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 「結婚詐欺に遭って100万円をだまし取られた人妻」

出会い系サイトで知り合った男性と“婚約”した妻が結婚詐欺に遭っていた?

 ここに書かれている22字の単語を目にして、あなたはどう思うでしょうか?「なんじゃそりゃ!?」、突っ込みどころ満載すぎて開いた口がふさがらない…そんなところでしょうか。それもそのはず。百歩譲って被害者が独身女性だとしたら「ああ、そういう人もいるのか」と多少は合点がいくでしょう。しかし、当の本人は『人妻』なので、チンプンカンプンでも仕方ないでしょう。「なぜ夫がいる身で『結婚詐欺』に被害に遭ってしまうのか」と。

 ところで早いもので今週から12月ですね。朝はぶるぶると寒すぎて布団から出るのが億劫、外はびゅーびゅーと冷たい風のせいで顔が凍てつき、そして家の中は乾燥した空気のせいで肌がカピカピ。このような真冬の季節は人の不安や心配、そして焦りをますます助長させますが、どちらかといえば女性の方が顕著でしょう。

 クリスマスや冬休み、大晦日や初詣……これからそんなアツアツなイベントが目白押しのこの時期、誰かに寄りかかりたい、気持ちを預けたい、何かにすがりたい……といった「人恋しさ」は日増しに膨らみやすく、いっそう「恋するスイッチ」が入りやすくなるでしょう。それは独身女性に限ったことではなく、女という括りでは人妻だって例外ではありません。

 好きな人と一緒にいたい、抱かれたい、結婚したい。

 そんなふうに満たされない人妻が今日あたりからフラフラと街中にあふれ出すのが例年のパターンですが、もちろん、相手の男がまともな人間なら何の問題もありません。とはいえ男は男で100人100通りの魂胆ですり寄ってくるものですから、やはり人妻が出会いの場に出ていくのはあまりにも危険なのです。そして、あなたが男性だとしても、今回紹介する相談実例は他人事では済まされません。例えば、妻があなた(夫)の貯金を男に貢ぐ、ということもあり得るのですから。

 今回の相談者は安本広樹さん(36歳)。広樹さん夫婦は当時、結婚7年目。夫婦の間に子どもはいません。

給料とボーナスが振り込まれたのに
銀行口座の残高が大幅に減ってた!

 きっかけは昨年の12月30日でした。

 「なんで口座の残高が減っているんだ?おかしいじゃないか」

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露木幸彦[露木行政書士事務所代表]

つゆき・ゆきひこ/行政書士、フィナンシャルプランナー。1980年生まれ。国学院大学卒。男性の離婚相談に特化した行政書士事務所を開業し、開業から6年間で有料相談件数7000件、法律文書作成900件を達成。公式サイトは1日訪問者3300人、会員数は1万3000人と、業界では最大規模にまで成長させる。2008年よりドコモ、au、ソフトバンクの公式サイトで法律監修を担当。四半期に一度、大相談会を開催している。主な著書に『結婚貧乏~結婚してはいけない人を避ける方法』(中央公論新社)、『離婚のことばハンドブック~今すぐ解決したい人のキーワード152』(小学館)、『男のための最強離婚術』『男の離婚 賢く有利に別れるための6つの成功法則』(共にメタモル出版)などがある


実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」 露木幸彦

昨今の離婚事情は複雑化している。夫が借金、浮気、暴力を繰り返して妻に愛想を尽かされるという「昭和型離婚」ばかりでなく、足もとでは「草食系離婚」も急増している。妻が多重債務、不倫、ヒステリーなどを繰り返し、真面目で優しい夫がそれに絶えられなくなって離婚を決意するというパターンだ。そうしたなか、離婚トラブルで悩み悶える男性が増えている。一度離婚トラブルに発展すると、男性は多くの精神的・物理的な負担を強いられる。到底納得できない理不尽な離婚トラブルに意図せず巻き込まれた場合に備えて、普段から対処法を考えておくことは必要だ。「男性の離婚相談」に特化し、数多くの相談実績を誇る行政書士の露木幸彦氏が、毎回実例を挙げながら、男性が陥り易い離婚トラブルへの対処法を指南する。読まずに泣くか、読んで笑うか――。現在離婚トラブルで悩んでいる人もそうでない人も、「他人事ではない男の離婚」について考えるための参考にしてほしい。

「実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」 露木幸彦」

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