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成功する人の考え方
【第3回】 2016年1月6日
著者・コラム紹介バックナンバー
加地太祐 [経営者、陽明学者]

継続するだけで道はひらける

新年を迎えて「今年こそは人生を変えたい」「夢を実現したい」と思う人は多い。しかし、一体どれだけの人がその実現に向け努力しているだろうか。現役の経営者で陽明学者の加地太祐氏は、「成功するためには、何より実践が大事」と説く。本連載では、そんな加地氏の初の著書『成功する人の考え方』(ダイヤモンド社より1月16日に発売予定)の内容をベースに、これまでの人生を変えて、成功をたぐり寄せるためのポイントをお伝えしていく。多くの人が目標を達成することができない理由とは?

継続という試練

 成功する人にかかわらず、この世に生きるすべての人が何らかの目標を持って生きている。

 しかし、残念なことに多くの人たちは、その目指した目標を達成することができない。

 僕の手元にはこんなデータがある。

 希望を持つ人が1万人いても、挑戦する人はそのうちたった1%の100人。そして、100人の挑戦者のうち、継続できる人はたった1%のひとりである。

成功する人とは継続する意思をもった人間のことであり、成功と失敗の差は、たったそれだけなのだ。

 しかし、多くの人はそれを実践することができない。

 継続する人も継続できない人も真剣な気持ちには変わりはないが、唯一違うとすれば、継続できない人は「できない理由探し」をしている

 そんなできない理由探しは、会社でもよく見る光景だ。

問題と解決

 新規事業に挑戦しようと営業チームが集まりミーティングが進められる。

 そんな会議の最中にこんな言葉が出る。

 「このスケジュールでは厳しくないですか? 今の仕事もあるのに……」

 すると別の人がいう。

 「スケジュールもそうだけど、取引先の選別が悪いと思う……」

 そして、会議はできない理由を出し合う場へと変化する。

 どんなことでも継続しようとすると、必ず継続できない理由が発生する。

 そんなときに僕らのチカラが試される。

 解決策を見つけるか、それともできない理由を模索するか。

1万人にひとりの継続できる人間は、解決への思考から生まれるのだ。

どのようにすればという魔法

 僕らは、できない理由を探すのにも知恵を使っている。

 それはとてももったいないことだ。

 では、どうすれば全員の思考を解決方向へ向かわせられるのだろうか?

 それは簡単なルールを設けることで可能となる。

 「どのようにすれば」という一言を付け加えるのだ。

 会議の議題の上に「どのようにすれば」と一言付け加えてアイデアを求めてみるのだ。

 例えば、時間が足りないという発言をする前に、「どのようにすれば時間が足りるのか?」を考えて発言を重ねていくのだ。

 その簡単なルールを設けるだけで、議論は必ず解決へと動き出す。

思考とは少しの工夫でいくらでも変化し、最善へと向かうのだ。

加地太祐(かじ・たいすけ)
1976年大阪生まれ。株式会社aim代表取締役。
阪南大学高等学校中退後、溶接工に。その後、サラリーマンになり英会話スクールに通うが、1年後の2004年に通っていた英会話スクールが倒産。当時の従業員に「給料を数ヵ月もらわぬままオーナーが失踪したので助けてください!」と生徒なのに相談される。月商18万円で家賃支払いが23万円と大赤字なのにも関わらず、「可哀想だから」と400万円を借金して援助し、サラリーマンを続けながら思いがけずオーナー経営者になる。
しかし、3ヵ月で資金がなくなり、助けてと言った従業員も退職。その後、英会話スクールの経営を実弟にまかせるが、1年後に病死する。この人生のどん底のときに安定したサラリーマンを辞め、給料の出ない英会話スクール経営1本に絞る。その後、NOVAが倒産し英会話教師だった外国人失業者があふれた。彼らを黙って見過ごせないと、生徒が増えたわけでもないのに日払いで外国人を雇う。この行動が新聞に紹介され、それがもとで生徒数が飛躍的に増え、以後、順調に業績を伸ばす。
2015年2月6日、交通事故に合い5日間意識不明に。6日目に目覚めたとき、「このまま死んだら僕はこの世界に何も残していないことになる」と愕然とする。
それがきっかけで、スタッフや愛する娘たちに残せるのは「言葉しかないのだ」と悟り「成功する人の考え方」の連載をスタート。純粋に言葉の力を試すために名前をふせたままスタートするも幸運にも支持を得て開始8ヵ月で3万いいね!を突破。月間リーチ数250万人の人気ウェブサイトに成長する。年間1000人以上の経営者と対話し、会社経営を行う傍ら、1人でも多くの成功者を世に出したいと、日夜、記事の執筆に精力を注いでいる。山田方谷を学ぶ実践塾「方谷塾」塾頭、陽明学者。
所属団体
・盛和塾<大阪> 世話人。稲盛和夫の経営者塾世話人
・EO Osaka<Entrepreneur Organization> 理事。アメリカに母体を持つ経営者団体。年商100万ドル以上の経営者が集まる団体
成功する人の考え方HP http://ekusia.com/
フェイスブックページ  https://www.facebook.com/seikousuru/
 

※次回は、1月7日(木)に掲載します。

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かじ・たいすけ/1976年大阪生まれ。株式会社aim代表取締役。
阪南大学高等学校中退後、溶接工に。その後、サラリーマンになり英会話スクールに通うが、1年後の2004年に通っていた英会話スクールが倒産。当時の従業員に「給料を数ヶ月もらわぬままオーナーが失踪したので助けてください!」と生徒なのに相談される。 月商18万円で家賃支払いが23万円と大赤字なのにも関わらず、「可哀想だから」と400万円を借金して援助し、サラリーマンを続けながら思いがけずオーナー経営者になる。
しかし、3ヶ月で資金がなくなり、助けてと言った従業員も退職。その後、英会話スクールの経営を実弟にまかせるが、1年後に病死する。 この人生のどん底のときに安定したサラリーマンを辞め、給料の出ない英会話スクール経営1本に絞る。 その後、NOVAが倒産し英会話教師だった外国人失業者があふれた。 彼らを黙って見過ごせないと、生徒が増えたわけでもないのに日払いで外国人を雇う。 この行動が新聞に紹介され、それがもとで生徒数が飛躍的に増え、以後、順調に業績を伸ばす。
2015年2月6日、交通事故に合い5日間意識不明に。6日目に目覚めたとき、「このまま死んだら僕はこの世界に何も残していないことになる」と愕然とする。
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 ・EO Osaka<Entrepreneur Organization> 理事 アメリカに母体を持つ経営者団体。年商100万ドル以上の経営者が集まる団体

 


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いつの時代も変わらない、成功をめざす人が身につけたい思考と行動の原理原則とは何かを、経営者であり、陽明学者でもある著者がやさしく語りかける。フェイスズックで月間リーチ数250万を超える人気コラムの作者がダイヤモンド・オンラインの読者に特別に贈る人生を変えるヒント。

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