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山崎元のマネー経済の歩き方

個人向け投資分析ソフトの可能性

山崎 元 [経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員]
【第133回】 2010年6月21日
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 筆者は電気製品や文房具などへの物欲が旺盛なほうだ。ここのところ、iPhoneとiPadを手に入れて触っている。どちらに関しても、決してヘビーユーザーではなく、実用と暇つぶし半々くらいの初心者だが、楽しい。

 iPadで特にいいのは、立ち上げの速さ、反応のよさだ。特に立ち上げに関しては、ノートパソコンの「ウィンドウズを再開しています」というメッセージが出てからの数十秒がないのがいい。

 iPhoneは、これまでアプリケーションソフトの開発情報をオープンにしてきたことによって多くのアプリが揃っている。有料でも一つ数百円のアプリが多いが、ユーザーの数が多いので、売れているアプリの開発者はなかなか儲かるようだ。

 そこで、iPhone、iPadで、個人投資家の投資管理向けにこんなものがあればいいなあ、というアプリをいくつか考えてみる。

 まず、「金融電卓」。特に各種の複利計算が簡単にできて、債券の複利利回りの計算が簡単にできるものが欲しい。かつてよく使われた金融電卓の名機「HP12C」をもっと使いやすくしたようなものがあるといい。

 加えて、「オプション電卓」。シンプルなコールとプットのプレミアムやインプライド・ボラティリティなどの計算ができて、オプションと先物数個程度の合成ポジションについて分析できるものがあると便利だし、取引が楽しくなる。iPadだと損益曲線のグラフもきれいに見られて見映えもなかなかだろう。先物、オプションの取引を普及するうえで、証券取引所が無料アプリを提供してくれるような展開になるとうれしい。取引の「リスク」について啓蒙するうえでも、絶好のツールになるのではと思うがいかがだろうか。

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山崎 元 [経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員]

58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、UFJ総研など12社を経て、現在、楽天証券経済研究所客員研究員、マイベンチマーク代表取締役。


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12社を渡り歩いた資産運用の現場に一貫して携わってきた視点から、「資産運用」の方法をどう考えるべきか懇切丁寧に説く。投資家にもわかりやすい投資の考え方を伝授。

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