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オヤジの幸福論

確定拠出年金(DC)で金融商品に投資しよう!:投資信託(2)

後藤順一郎 [アライアンス・バーンスタイン株式会社 AB未来総研 主任研究員]
【第49回】 2016年2月25日
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 前回は、投資信託の種類、アクティブ運用とパッシブ運用の違い、そして確定拠出年金(以下、DC)における投資信託の最新トレンド等についてお話ししました。DCの中核商品である投資信託についての概要はご理解いただけたと思いますが、一方で「結局、何を買えばいいの?」と思っている人も多いでしょう。残念ながら「何を買えばいいの?」に対する正解は人によって違うので、誌面でお伝えすることはできません。なぜなら、この連載でもたびたび説明しているように、年齢やライフステージによって最適となる資産運用は異なるからです。新興国株式に投資する投資信託の実績が仮に著しく優れていたとしても、それだけの高いリスクを取ることができない人には勧めることはできません。

 したがって、ここでは話を一般化し、優れた投資信託の見極め方について、お話ししたいと思います。

定量評価:レーティングはどれだけ役に立つのか?

 投資信託の実績を評価する際には、まずは定量評価をするのが一般的です。そこでは、過去の実績(リターン)、リスク水準(一般的にはリターンの標準偏差)、そして投資の効率性を表すシャープ・レシオ(≒リスク当たりリターン)の3つの尺度を算出し、他商品や市場平均との比較等をすることが基本となります。でも、個人投資家が過去データを自分自身で入手して分析するのはかなり骨が折れると思いませんか? したがって、投資信託の評価機関が提供しているレーティングを活用するのも一案だと思います。一般的にレーティングは、評価機関が過去3年等の実績から算出されるシャープ・レシオを用いて5段階のレーティングを付与しているため、定量評価の代わりに活用できます。

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後藤順一郎 [アライアンス・バーンスタイン株式会社 AB未来総研 主任研究員]

慶應義塾大学理工学部 非常勤講師。1997年慶應義塾大学理工学部管理工学科卒業。97年株式会社富士銀行(現 株式会社みずほ銀行)にて、法人向け融資業務に従事。2000年みずほ総合研究所に勤務し、主として企業年金向けの資産運用/年金制度設計コンサルティングに従事。06年一橋大学大学院国際企業戦略研究科にてMBA取得。同年4月アライアンス・バーンスタイン株式会社に入社。共著書に「企業年金の資産運用ハンドブック」(日本法令 2000年)、「年金基金の資産運用-最新の手法と課題のガイドブック-」(東洋経済新報社 2004年)などがある。

 


オヤジの幸福論

年金支給が70歳支給になるかもしれない。公的年金ばかりか企業年金も怪しくなっている。銀行の金利も微々たるもの。平均寿命が延びるほどに老後が不安になってくる。自分で自分を守るためにどうしたらいいのか。オヤジの幸福のために自分年金について教えます。

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