ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
ビッグデータで解明!「物件選び」の新常識

持ち家でも賃貸でもできる!
今住んでいる自宅でキャッシュを生む法

沖有人 [スタイルアクト(株)代表取締役/不動産コンサルタント]
【第15回】 2016年2月18日
1
nextpage

不動産投資は儲からない
だから「自宅」でキャッシュをつくる

あなたが今住んでいる自宅は、実はキャッシュを生む有望な投資対象かもしれない。それに気づいていただろうか?

 不動産投資はミドルリスク・ミドルリターンの投資商品と位置づけられる。不動産に特徴的なのは、投資前に収支シミュレーションができるということだ。なので、収支計算ソフトで空室率や賃料や売却価格などを動かしてリスク・リターンの検証をすることが必須になる。これをしないで損をする人は論外であり、「騙された」と言っても後の祭りである。

 こうしたシミュレーションをやると、不動産投資は以下の方程式で説明できる。

「不動産投資=利回り-金利±税金±売買損益」

 覚えておいてほしいポイントは、以下の通りである。

・利回りは高い方がいいが、そうした物件は売買損が出やすい

・金利は低いに越したことはない

・税金は非常に重たい(取得時の不動産取得税・登録免許税が購入額の2%、保有時の固定資産税・都市計画税は評価額の1.7%ほど、賃料収入は個人なら所得税・住民税などで最高56%、法人でも30%、譲渡益には5年以内で約40%、5年超で20%かかる)

・通常、売買損益(=売却額-購入額)はマイナスになる

 つまり、プラスが出ても半分以上が金利と税金に取られ、マイナスだとすべてキャッシュの持ち出しになる。そう考えると、売買損益はプラスを出さないと儲かっているとは言えない。

 購入金額よりも売却金額が上回るためには、一番重要なのはタイミングである。安いときはこれから高くなると想定することができるので、投資タイミングはここしかない。では今はどうかと言うと、「いいタイミングではない」と一刀両断されるだろう。

 そんな現在のタイミングでやれることは限られる。それは「自宅の有効活用」である。今回は、持ち家でも賃貸でもできる、「自宅投資」でキャッシュを生む方法をお伝えしよう。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

沖有人(おき・ゆうじん) [スタイルアクト(株)代表取締役/不動産コンサルタント]

1988年、慶應義塾大学経済学部卒業後、2社を経て、1998年、現スタイルアクト株式会社を設立。マンション購入・売却者向けの「住まいサーフィン」は17万人以上の会員を擁する。「タワーマンション節税」などの不動産を使った節税の実践コンサルティングに定評があり、不動産分野でのベストセラー作家として講演・寄稿・取材・テレビ出演多数。主な著書に『マンションは10年で買い替えなさい』(朝日新書、2012年)、『マンションを今すぐ買いなさい』(ダイヤモンド社、2013年)、『タワーマンション節税! 相続対策は東京の不動産でやりなさい』(朝日新書、2014年)など。


ビッグデータで解明!「物件選び」の新常識

不動産は個人資産の半分を占めるにもかかわらず、プロとの情報格差が大きい。この情報格差を少しでも解消できれば、個人はもっと多角的な視点から「よい物件」を選ぶことができ、将来を見据えた資産形成が可能となる。「自宅投資」「資産インフレ予測」「タワーマンション節税」などをメディアで提唱し、新たなムーブメントを起こしてきたスタイルアクト株式会社の沖有人代表取締役が、これまで蓄積した「不動産ビッグデータ」を基に、住宅の選び方に関する「新しい常識」を徹底指南する。スタイルアクトが自宅を投資になぞらえて情報提供している「住まいサーフィン」では、17万人の会員のうち、自宅査定ツールで7割が含み益を出していることから、資産形成した人数は12万人相当と想定される。株や投資信託のように学習することで、プロ顔負けの資産形成ができる手法はある。沖社長が次に提示する不動産の秘策は、これまで同様「早い者勝ち」となるかもしれない。

「ビッグデータで解明!「物件選び」の新常識」

⇒バックナンバー一覧