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中国の消費者にはポイントサービスより
値引きを直接訴えるクーポンの方が大うけ

山谷剛史 [フリーランスライター]
2010年7月6日
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 日本におけるポイントシステムは、従来の同一企業のチェーン店内での利用を超えて、T-PointやPontaなど共通ポイントサービスが登場するまでに至っている。

 一方で中国でも顧客囲い込みのために、日本とは別ベクトルでポイントシステムが発展している。中国の消費者は財布の中に、1角札(約1.3円)から100元札(約1300円)までが混在した札束と、クレジットカード「銀聯カード」も兼ねるキャッシュカードと、各店のポイントカードをはじめとした会員カードを多数忍ばせている。中国に滞在する筆者の皮膚感覚では、上海、北京の若者はもちろん、内陸の省都クラスの発展についていけない高齢の消費者でも、ポイントカードを1、2枚は持っているのではないか。

ポイントの還元率も低く
交換できる商品もお粗末

 ポイントシステムは日本でも中国でも、一度つかんだ顧客を離さないためのシステムであることには変わりない。中国におけるポイントシステムも、買った分だけ店のポイントが貯まるというものだが、日本の家電量販店で見かける「13%ポイント還元」などの触れ込みに比べれば、ポイント還元率は極めて低い。

 たとえば中国最大のオンラインショッピングサイト「淘宝網(TAOBAO)」での購入時のポイント還元率は0.5%だ(ポイント数倍キャンペーンを行うショップもある)。またマイレージも、たとえばJALやANAでは国内線は1万マイルから、国際線は1万5000マイルから交換が可能だが、中国国際航空や中国東方航空では、国内線の往復は少なくとも1万6000マイル、(香港マカオ線を除く)国際線の往復は3万マイル必要だ。

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山谷剛史 [フリーランスライター]

日本人の立場から中国のIT事情を紹介する。執筆の他、講演も行う。著書に「新しい中国人 ネットで団結する若者たち」(ソフトバンク新書)


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