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遅読家のための読書術
【第12回】 2016年3月9日
著者・コラム紹介バックナンバー
印南敦史 [書評家・フリーランスライター]

年700冊読破する僕が、読むときに必ずやること
本の魅力だけを抽出する「1ライン・サンプリング」

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「ライフハッカー[日本版]」「NewsWeek日本版」などのニュースサイトに、月60本近くのブックレビュー記事を寄稿し、年間700冊以上の読書量を誇る人気書評家の印南敦史氏。そんな多読生活を送る彼も、数年前までは「1ページ5分」かかるほどの超・遅読家だったという。

遅読にもかかわらず、毎日1本の書評を書くことになった彼がつかんだ、新時代の読書術「フロー・リーディング」とは? 最新刊『遅読家のための読書術』の内容をベースに、「読書スピードの遅さ」や「読書量の減少」に悩む人たちにお届けする。

前回記事で「引用」の大切さを力説した印南氏だが、読書の「引用メモ」は具体的にどのような形にするのが望ましいのだろうか? フロー・リーディングの最初のステップである「1ライン・サンプリング」について解説する。

気になったところは
覚えるな、書き写せ

読書は呼吸に似ています。

息を吸ったら吐くのが普通ですよね。それと同じように、本を読むときには、読むだけでなく「書く」ことも意識するべきです。

どういうことかというと、自分は遅読家だと思う人には、ぜひ「引用」をしながら本を読むことをおすすめしたいのです。

読んだ文章を頭の中に流し込みながら、同時に頭の外に「書き出す」ことは間違いなく重要です。ただ視覚的に情報を受け止めるだけではなく、その情報を自分の手を使って再構築するプロセスを挟むと、単なる流し読みや単調な熟読よりも圧倒的に深い読書効果が得られます。

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印南敦史(いんなみ・あつし) [書評家・フリーランスライター]

株式会社アンビエンス代表取締役。
1962年東京生まれ。広告代理店勤務時代に音楽ライターとなり、音楽雑誌の編集長を経て独立。
「1ページ5分」の超・遅読家だったにもかかわらず、ビジネスパーソンに人気のウェブ媒体「ライフハッカー[日本版]」で書評欄を担当することになって以来、大量の本をすばやく読む方法を発見。
その後、ほかのウェブ媒体「NewsWeek日本版」「Suzie」「WANI BOOKOUT」などでも書評欄を担当することになり、年間700冊以上という驚異的な読書量を誇る。
著書に『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』(KADOKAWA)のほか、音楽関連の著書が多数。


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「なんでこんなに読むのが遅いんだろう…」「以前はもっと本を読めていたのに…」というすべての人へ。積ん読、解消!! 月20冊があたり前になる。なぜ「1ページ5分」の遅読家が年700本以上の人気書評家になれたのか? 音楽を聴くように本を読む――さあ、「フロー・リーディング」の習慣をはじめよう。

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