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成功する人の考え方
【第25回】 2016年2月23日
著者・コラム紹介バックナンバー
加地太祐 [経営者、陽明学者]

成功する人は人生を物語にする

「人生を変えたい」「夢を実現したい」と思う人は多い。しかし、一体どれだけの人がその実現に向け努力しているだろうか。現役の経営者で陽明学者の加地太祐氏は、「成功するためには、何より実践が大事」と説く。本連載では、加地氏の初の著書成功する人の考え方の内容をベースに、成功に必要なポイントをお伝えする。成功する人は、「自分の人生を物語にする」ことを知っている。

「成功する物語の考え方」とは

 キミは人生を楽しんでいるだろうか?

 「あなたの人生は、あなたオリジナルの物語」

 それは誰もが知っている。

 誰もが簡単に物語と言うけれど、物語を作る上には様々なルールがあるのをご存じだろうか?

 では、まず人生の事は忘れて「物語」に着目してみよう。

 僕らは今までに沢山の本やドラマ、漫画などを読んできている。とくに少年時代は、多くの人が漫画を読んだはずだ。

 「あしたのジョー」「キャプテン」「キン肉マン」に「キャプテン翼」「ドラゴンボール」など、多くの物語は僕の青春だった。

 これらの物語は「ボクシング」「野球」「プロレス」「サッカー」と別々なジャンルで作られているが、そこには、すべて物語の王道「成功する物語の考え方」が隠れているのだ。

 著者のフェイスブックサイトはコチラ→https://www.facebook.com/seikousuru/

その1.主人公は必ず成長しなければならない

 物語を評価するのは読者であって、作者ではない。つまり読者が楽しむことが大前提だ。

 その中で主人公が成長せず、負け続けた場合、キミは読み続けるだろうか?

 「あしたのジョー」の主人公である矢吹丈は、少年院の中で丹下段平からパンチの打ち方を学んで強くなっていく。

 読者は、主人公の成長に期待を込めてワクワクする。

 作者は必ずこの成長という物語の王道を意識している。その手段は大会やトーナメントなどの演出でもよく使われている。

 「キン肉星王位争奪戦」や「天下一武道会」なども成長する舞台作りだ。

 読者は何気なく読んでいる物語だが「作者」は必ず王道を意識して書いているのだ。

その2.主人公は卑怯であってはならない

 主人公の基本は、正義の味方であること。

 「キャプテン翼」の翼くんの必殺技が「ドライブシュート」ではなく「ファール(反則)」だったらどうだろうか?

 「ゴール前で上手にユニフォームを引っ張った! 相手選手は転倒! さすが翼くん!」とはならないだろう。

 卑怯な振る舞いは、読者の共感を呼ばないからだ。

その3.自分のためではなく、誰かのためにが最大の力を生む

 主人公が真の力を発揮するとき、それは「誰かのために!」という勇気が自身の中に沸いてきたときだ。

 ドラゴンボールの悟空は、フリーザにクリリンを殺される。

 そしてフリーザは悟空に「こっぱみじんにしてやる あの地球人のように!!!!」と叫ぶ。

 その事実に触れた悟空は「よくも〜」と怒り、「クリリンの事か〜!」と大地を振るわせる。

 そこで悟空は進化して、スーパーサイヤ人になるという展開が生まれる。

 主人公が誰かのためを思って行動するとき、読者も共感しワクワクしてしまうのだ。

 魅力ある物語には、必ず王道となる「成功する物語の考え方」がある。

成功する人は、このように自分の人生に物語の王道を取り込むのだ。

最大の読者は自分。その次はパートナーや両親

 キミの素晴らしい人生。その最大の読者は「キミ自身だ」

 つまり、キミが自分の人生を面白いと思わなくては「成功する人」にはなれないのだ。

 もう一度キミの人生を「成功する物語の考え方」に合わせて考えてみると、以下のようになる。

(1)キミが成長すれば人生は面白くなる。

 キミが昨日よりも今日、今日よりも明日成長すると、毎日が必ず面白くなる。

 沢山のピンチや困難があっても、主人公のキミはすべて成長の機会と感じて乗り越えられる。

(2)キミは卑怯であってはならない。

 キミの人生の最大の読者は、紛れもなくキミ自身だ。その主人公が卑怯な振る舞いをすると、一瞬にして人生の情熱は冷めてしまう。

 だからいつも正しく、善悪の判断をしっかりしながら物語を進めよう!

 そうすると他の読者もキミを応援し始めるのだ。

(3)誰かのためにと思う心でキミは盛り上がる。

 人間とは不思議なもので、自分が「少し風邪気味だな」と思っても駅前まで薬を買いに行くのは面倒だなと感じる。

 しかし、大切な恋人や両親。自分の子どもが風邪だと思ったら「どんなに疲れていてもエネルギーが沸いてきて」薬を買いに行くことができる。

人間は誰かのために生きれば、とてつもない力が発揮されるようにできているのだ。

 いかがだろうか?

 例えが、男性漫画中心になってしまったが、主人公の成長という意味では、今回紹介したことは男女に共通する考え方と言える。

 そういう目線で自分の人生を考えてみると、成功する人に一歩近づくのだ。

加地太祐(かじ・たいすけ)
1976年大阪生まれ。株式会社aim代表取締役。
阪南大学高等学校中退後、溶接工に。その後、サラリーマンになり英会話スクールに通うが、1年後の2004年に通っていた英会話スクールが倒産。当時の従業員に「給料を数ヵ月もらわぬままオーナーが失踪したので助けてください!」と生徒なのに相談される。月商18万円で家賃支払いが23万円と大赤字なのにもかかわらず、「可哀想だから」と400万円を借金して援助し、サラリーマンを続けながら思いがけずオーナー経営者になる。
しかし、3ヵ月で資金がなくなり、助けてと言った従業員も退職。その後、英会話スクールの経営を実弟にまかせるが、1年後に病死する。この人生のどん底のときに安定したサラリーマンを辞め、給料の出ない英会話スクール経営1本に絞る。その後、NOVAが倒産し英会話教師だった外国人失業者があふれた。彼らを黙って見過ごせないと、生徒が増えたわけでもないのに日払いで外国人を雇う。この行動が新聞に紹介され、それがもとで生徒数が飛躍的に増え、以後、順調に業績を伸ばす。
2015年2月6日、交通事故に合い5日間意識不明に。6日目に目覚めたとき、「このまま死んだら僕はこの世界に何も残していないことになる」と愕然とする。
それがきっかけで、スタッフや愛する娘たちに残せるのは「言葉しかないのだ」と悟り「成功する人の考え方」の連載をスタート。純粋に言葉の力を試すために名前をふせたままスタートするも幸運にも支持を得て開始8ヵ月で3万いいね!を突破。月間リーチ数250万人の人気ウェブサイトに成長する。年間1000人以上の経営者と対話し、会社経営を行う傍ら、1人でも多くの成功者を世に出したいと、日夜、記事の執筆に精力を注いでいる。山田方谷を学ぶ実践塾「方谷塾」塾頭、陽明学者。
所属団体
・盛和塾<大阪> 世話人。稲盛和夫の経営者塾世話人
・EO Osaka<Entrepreneur Organization>理事。アメリカに母体を持つ経営者団体。年商100万ドル以上の経営者が集まる団体
成功する人の考え方HP http://ekusia.com/
フェイスブックページ  https://www.facebook.com/seikousuru/
 

※次回は、2月25日(木)に掲載します。

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かじ・たいすけ/1976年大阪生まれ。株式会社aim代表取締役。
阪南大学高等学校中退後、溶接工に。その後、サラリーマンになり英会話スクールに通うが、1年後の2004年に通っていた英会話スクールが倒産。当時の従業員に「給料を数ヶ月もらわぬままオーナーが失踪したので助けてください!」と生徒なのに相談される。 月商18万円で家賃支払いが23万円と大赤字なのにも関わらず、「可哀想だから」と400万円を借金して援助し、サラリーマンを続けながら思いがけずオーナー経営者になる。
しかし、3ヶ月で資金がなくなり、助けてと言った従業員も退職。その後、英会話スクールの経営を実弟にまかせるが、1年後に病死する。 この人生のどん底のときに安定したサラリーマンを辞め、給料の出ない英会話スクール経営1本に絞る。 その後、NOVAが倒産し英会話教師だった外国人失業者があふれた。 彼らを黙って見過ごせないと、生徒が増えたわけでもないのに日払いで外国人を雇う。 この行動が新聞に紹介され、それがもとで生徒数が飛躍的に増え、以後、順調に業績を伸ばす。
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 ・EO Osaka<Entrepreneur Organization> 理事 アメリカに母体を持つ経営者団体。年商100万ドル以上の経営者が集まる団体

 


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