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1日36万円のかばん持ち
【第21回】 2016年3月29日
著者・コラム紹介バックナンバー
小山 昇

まさに“象形文字”!
なぜ、サンクスカードは
あえて「悪筆」なのか?

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日本で初めて「日本経営品質賞」を2度受賞(2001年度、2010年度)した
小山昇氏の新刊『1日36万円のかばん持ち――三流が一流に変わる40の心得』から、小山氏に、「三流が一流に変わる心得」を紹介してもらう。

なぜ、サンクスカードは
手書きなのか?

小山 昇(Noboru Koyama)
株式会社武蔵野代表取締役社長。1948年山梨県生まれ。
「大卒は2人だけ、それなりの人材しか集まらなかった落ちこぼれ集団」を毎年増収増益の優良企業に育てる。2001年から同社の経営のしくみを紹介する「経営サポート事業」を展開。現在、600社以上の会員企業を指導しているほか、「実践経営塾」「実践幹部塾」「経営計画書セミナー」など、全国各地で年間240回以上の講演・セミナーを開催。1999年「電子メッセージング協議会会長賞」、2001年度「経済産業大臣賞」、2004年度、経済産業省が推進する「IT 経営百選最優秀賞」をそれぞれ受賞。日本で初めて「日本経営品質賞」を2回受賞(2000年度、2010年度)。2004年からスタートした、3日で108万円の現場研修(=1日36万円の「かばん持ち」)が年々話題となり、現在、70人・1年待ちの人気プログラムとなっている。『【決定版】朝一番の掃除で、あなたの会社が儲かる!』朝30分の掃除から儲かる会社に変わる『強い会社の教科書』(以上、ダイヤモンド社)、『99%の社長が知らない銀行とお金の話』 『無担保で16億円借りる小山昇の“実践”銀行交渉術』(以上、あさ出版)、『【増補改訂版】仕事ができる人の心得』(CCCメディアハウス)などベスト&ロングセラー多数。
【ホームページ】 http://www.m-keiei.jp/

 わが社では、会社として、または上司として、社員に感謝の意を表す「サンクスカード」を書いていますが、サンクスカードは、必ず手書きです。

 なぜなら、手で書くと「同じことが書けない」からです。
 手で書いているときは「その人のこと」しか思っていませんから、必ずその人を思う内容になります。

 滋賀ダイハツ販売株式会社(自動車販売/滋賀県)の後藤敬一社長は、社員の誕生日や結婚記念日にお祝いのメッセージを送っていましたが、すべて携帯メールですませていたため、コミュニケーションが希薄になっていました。手間をかけないと心は通じません。

 「小山さんに『これは見るだけ。コピーも写真も撮ってはダメ』と言われ、タクシーの中でハガキを渡されたんですね。サンクスカードも、誕生日や結婚記念日のメッセージも、すべて手書きでした。しかも小山さんの筆跡は独特で……、こう言ったら小山さんに怒られてしまうかもしれませんが、象形文字というか、暗号のようなんです(笑)。なので、何て書いてあるのか、なかなか解読できません」(後藤社長)

 たしかに、私の字はキレイではありません。
 でも、私はあえて暗号化して、読みにくくすることがあります(笑)。

 「文字が読みにくいと、奥さんにも聞いてみると思うんですね。『小山さんからハガキが届いたけど、何て書いてあると思う?』って。小山さんはわざと読みにくく書くことで、家族の会話のきっかけをつくろうとしているのではないでしょうか」(後藤社長)

 もちろん、私にも分別はありますから(笑)、新卒内定者のご両親に挨拶のハガキを送るときは、“象形文字”は使いません。丁寧に書くように心がけています。

 後藤社長も手書きに変えたことで、社員からお礼を言われるようになったそうです。

 「何人もの社員から、『ハガキを送ってくださり、ありがとうございます』と言われるようになりました。デジタルからアナログに変えたことで、社員とのやりとりが生まれたのです。メールのときはまったく反応がなかっただけに、うれしい変化ですね」(後藤社長)

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