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最高のリーダーは何もしない:内向型人間が最強のチームをつくる!
【第19回】 2016年3月9日
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藤沢久美 [シンクタンク・ソフィアバンク代表]

なぜか嫌われないリーダーがやっている、たった1つのこと

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優秀なリーダーに必要な資質の一つは、嫌われないこと。メンバーから嫌われないためにはどんな工夫が必要なのだろうか?1000人以上の経営者へのインタビューを15年にわたって続けてきた藤沢久美氏の最新刊『最高のリーダーは何もしない』からお送りする。

敵をつくらない人が、
結局いつも成し遂げる

経済が拡大していたころの日本であれば、ビジョンなきリーダーのもとでもなんとか経済は回ってきました。とはいえ、かつての日本の高度経済成長期はビジョンなきリーダーばかりだったかといえば、そうではありません。成長の真っただ中にあった日本にも、ビジョンあるリーダーはたしかに存在していました。

少し意外な印象を受ける方もいらっしゃるかもしれませんが、日本の高度経済成長の象徴的存在とも言える総理大臣・田中角榮氏は、ある意味、ビジョナリーな存在でした。「日本列島改造論」というビジョンで、日本国民をワクワクさせたリーダーです。

田中元総理のリーダーとしての考え方をよく表した言葉を、ある人から教えていただきました。それは「広大な中間地帯をつくれ」という言葉です。

 「政治家たるもの、自分を好いてくれる人と嫌う人、どちらか一方が増えすぎても、掲げたビジョンを実現することはできない。熱烈な支持者がいる政治家には、同じくらいたくさんの反対派が生まれるし、熱烈な支持者はいきなり苛烈な批判者に反転する可能性がある。だからこそ、好きでも嫌いでもない『中間層』をどれだけつくるかが大切だ」というのが、この言葉の意味です。

これは企業でリーダーを務める人にとっても、参考になる考え方だと思います。とくに大企業では、「社内のある集団からは好かれ、他の集団からは嫌われている」といった人がリーダーになると、それは派閥に発展し、組織風土の悪化にもつながります。

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藤沢久美 [シンクタンク・ソフィアバンク代表]

(ふじさわ・くみ)大学卒業後、国内外の投資運用会社勤務を経て、1996年に日本初の投資信託評価会社を起業。同社を世界的格付け会社スタンダード&プアーズに売却後、2000年にシンクタンク・ソフィアバンクの設立に参画。2013年、代表に就任。そのほか、静岡銀行、豊田通商などの企業の社外取締役、文部科学省参与、各種省庁審議会の委員などを務める。
2007年、ダボス会議(世界経済フォーラム主宰)「ヤング・グローバル・リーダー」、翌年には「グローバル・アジェンダ・カウンシル」メンバーに選出され、世界の首脳・経営者とも交流する機会を得ている。
テレビ番組「21世紀ビジネス塾」(NHK教育)キャスターを経験後、ネットラジオ「藤沢久美の社長Talk」パーソナリティとして、15年以上にわたり1000人を超えるトップリーダーに取材。大手からベンチャーまで、成長企業のリーダーたちに学ぶ「リーダー観察」をライフワークとしている。
著書に『なぜ、川崎モデルは成功したのか?』(実業之日本社)、『なぜ、御用聞きビジネスが伸びているのか』(ダイヤモンド社)など多数。
Facebook:
https://www.facebook.com/kumi.fujisawa.official


最高のリーダーは何もしない:内向型人間が最強のチームをつくる!

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「最高のリーダーは何もしない:内向型人間が最強のチームをつくる!」

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