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田中秀征 政権ウォッチ

なぜ国民は菅首相の続投を許しているのか

田中秀征 [元経済企画庁長官、福山大学客員教授]
【第43回】 2010年7月22日
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 7月17日、18日、19日の3連休にいくつかの報道機関が内閣支持率などの世論調査を実施し、その結果を週明けに発表した。

 これらを比較すると、数字はまちまちだが、驚くほど傾向は共通している。

①菅直人内閣の支持率は低下し、ついに不支持率が上回った。

②民主党支持率も低下し、自民党も支持を伸ばしていない。

③みんなの党への支持が急増している。

④菅直人首相に対する人気が激減している。

 さらに、

⑤首相続投に対する支持がきわめて多いことだ。いずれの調査も、60%台から70%台まで菅首相の続投を支持している。

 内閣の不支持率が高く、首相人気が急落していることを考えると、この“続投支持”は実に奇妙な調査結果ではないか。

 簡単に言えば、「支持はしないが続投してもよい」ということになる。

 どうしてこうなったのか。考えられることがいくつかある。

自民党、小沢氏復活よりはマシ?
消去法的な国民の選択

(1)あまりにも首相が変わり過ぎる。平成に入ってから、竹下登首相から数えて菅首相は16人目。途中、小泉純一郎首相が5年を越えているから、それを差し引くと、1人あたり約1年の任期に過ぎない。

 このことが、菅首相続投支持の流れの一因になっていることは否定できない。

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田中秀征 [元経済企画庁長官、福山大学客員教授]

1940年長野県生まれ。東京大学文学部、北海道大学法学部卒業。
83年、衆議院議員初当選。93年6月、新党さきがけ結成、代表代行。
細川政権発足時、首相特別補佐。第一次橋本内閣、経済企画庁長官。
現在、福山大学客員教授、「民権塾」塾長。


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かつて首相特別補佐として細川政権を支えた田中秀征が、期待と不安に溢れた現政権の動向を鋭く斬り込む週刊コラム。刻一刻と動く政局をウォッチしていく。

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