あまりの人気から販売地域が12都道府県に限られていたが、4月18日から全国販売が開始される

──なぜ、アイコスのような商品を作ったのですか?

 今、世界のたばこ需要は年々、減少しています。特に先進国では、健康リスクへの懸念を理由にたばこを辞める人が増えています。このままでは、たばこビジネスは衰退してしまいます。

 われわれが置かれている状況は、2012年に倒産した写真フィルムの巨人、米コダックと似ています。何か手を打たなければ、遅かれ早かれ潰れてしまう。

 そこで、われわれは約10年前から、健康リスクを低減したたばこを作ろうと研究開発を始めました。これまで投資した研究開発費は約20億ドル(約2000億円)に上ります。この数字からも、われわれが単なる思いつきで取り組んでいるのではないと理解いただけると思います。

全ての紙巻きたばこのお客様に
アイコスにスイッチしてもらう

──これからアイコスの認知度を上げるためには何が必要ですか?

 まず、最初に申し上げたいのは、われわれの目標は、私たちの全ての既存のお客様に、紙巻きたばこからアイコスにスイッチしてもらう、ということです。

 1月末の数値では、既に発売している12都道府県におけるアイコスのシェアは1.2%で、急スピートで拡大しています。スイス本社のCEOも、今後5~10年くらいで弊社のポートフォリオの10~15%程度をアイコスなどのリスク低減商品が占める、と発言しており、本気でたばこ市場を変えようと思っています。

 ただし、そのためには規制を変える必要があります。既に日本のいくつかの市町村は、アイコスを外で吸えるように規制を変更しています。

 そもそも、外での喫煙は、火や灰が出ることによる危険性が問題視されて規制されているケースが多いのですが、アイコスは火も灰も出ません。これまでのたばこ製品とは違った商品なので、新たな規制を設けるべきだと思います。