先週に引き続いて、今週もツイッターと格闘してみましょう。

 楽しくて便利なツイッターですが、ウカツに気を許すと、思わぬトラブルに巻き込まれたり、ややこしいストレスを抱えたりする羽目になります。

 ツイッターだろうがリアルの人間関係だろうが、「ゆるいつながり」を無難に維持するためには、細かい配慮に基づいた慎重な対応が不可欠。

 指の向くまま気の向くままにボーッと使っているだけで、楽しさや便利さが享受できると思うのは、大人としてあまりに甘ったれた発想です。

 そして、あれこれ気をまわして細かく配慮することを敬遠するのではなく、むしろそこに喜びや愉しさを見出してしまうのが、大人の底力であり真骨頂に他なりません。

 今回は、ツイッターを使っているうちに遭遇する「小さな葛藤」を取り上げて、たくましく乗り越えるための大人のマナーと知恵を考えてみましょう。

頭に「@」が付く返信と
「RT」を意識して使い分けたい

 ツイッターでやり取りしていて悩ましいのが、あるツイートに対して頭に「@」を付けて返信(リプライ)するか、「RT(リツイート)」を使って引用しつつ自分のコメントを加えるかという問題。

 場合によっては、「これは『DM(ダイレクトメッセージ)』にしたほうがいいかな……」と迷ったりもします。

 いきなり、あれこれ専門用語を使ってすいません。

 たとえば、私が「あまりの暑さに、がりがり君を2本一気にかじったなう」というツイートを書き込んだとします。

 それに対して、Aさんが“返信”で反応してくれた場合は、Aさんが書き込んだツイートの頭に「@otonaryoku」と宛先が出て、そのあとに「お腹こわさないでね」とか「がりがりがりがり君ですね」といったAさんのコメントが表示されます。