
言葉は頼もしいパートナー。あなたに力や勇気や幸せを与えてくれます。「大人の言い換え力」に磨きをかけて、日常のピンチを華麗に切り抜けたり、果敢に立ち向かったりしましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)
クイズ
お盆に実家の菩提寺に親戚が集まって、和尚さんにお経をあげてもらっている。親戚の3歳の子どもが途中で飽きて、本堂の中を走り回りながら騒ぎ始めた。
若い親は「こら。座って」と言ってオロオロするばかり。ほかの親戚も困り顔である。「うるさい!」と怒鳴りつけて泣き出されたりしたら、さらに厄介だ。どうしたものか?
(A)その子の親に「かわいそうだから、外で遊ばせてくれば?」と提案する
(B)その子に「静かに座ってないとオバケが出るよ」と脅しの言葉をかける
(C)親戚内で角を立てたくないので、何もせずじっとお経が終わるのを待つ
(B)その子に「静かに座ってないとオバケが出るよ」と脅しの言葉をかける
(C)親戚内で角を立てたくないので、何もせずじっとお経が終わるのを待つ
正解は……
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
A
◎ (A)その子の親に「かわいそうだから、外で遊ばせてくれば?」と提案する
△ (B)その子に「静かに座ってないとオバケが出るよ」と脅しの言葉をかける
× (C)親戚内で角を立てたくないので、何もせずじっとお経が終わるのを待つ
解説
小さい子どもに、おとなしくお経を聞いていろというのは、そもそもが無理難題です。途中まで座っていただけでも立派なもの。きっと若い親は焦って固まってしまっているのでしょう。年長者としては鷹揚に受け止めて、混乱の収束をはかりたいところです。
親は「席を立つわけにも……」と遠慮しているのかもしれません。ここはAのように、外に連れていくお墨付きを与えるのがベスト。昔は「さっさと外に連れてけ!」などと怒鳴るおじさんがよくいましたが、今思うと大人として極めて未熟でみっともない態度です。
Bは、たぶん効果はないでしょう。ヘタに真に受けたらお寺がトラウマになってしまいかねません。Cは、みんなが気まずさやイライラを引きずることになる最悪の対処法です。
