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症状別にみる健康管理術

“めまい”は暑い夏に起こりやすい!
ストレス・疲労・脱水に注意しましょう

福田千晶 [医学博士・健康科学アドバイザー]
【第12回】

 暑い季節に増える自覚症状のひとつに「めまい」があります。

 ふわふわした浮遊感のあるめまいと、ぐるぐる回るような回転性のめまい。一般には、浮遊感のあるめまいは脳の血液循環不全が主な原因です。

 高温のなかで立っているとき、低血圧、あるいは高血圧の治療により血圧が低下したとき、貧血、著しい不整脈など心臓の障害、生理中の女性などでは、一時的に脳の血液循環が悪くなり、めまいを感じることもあります。これらは安静にして休んでいるとすぐに回復し、繰り返さなければあまり問題になりません。高齢者にめまいが起こりやすいのは、脳の動脈硬化が起きていて、血行が悪いためです。他に低血糖、自律神経失調症、心因性などさまざまな原因があります。

 注意したいのは、手足に力が入らない、ろれつが回らない、体がしびれる、激しい頭痛や吐き気を伴うといった場合。脳梗塞や脳出血の心配もあり、医療機関の受診が必要です。涼しく静かなところで数分間休ませて、それでも改善しないときは、担架や救急車で医療機関に運ぶことも考えます。

 ぐるぐる回るようなめまいは内耳の障害が疑われます。人間の平衡感覚を司っている内耳に問題が生じると、平衡感覚が侵されるため、回転するようなめまいや、体や頭の位置を動かしたときにめまいを感じます。

 「メニエール病」は、内耳のむくみなどが原因で回転性のめまいを起こします。伴う症状として、耳鳴りや耳が詰まった感じ、片耳の聴力低下などがあります。メニエール病は、ストレスや疲労も誘因になり、繰り返すことも多い病気です。

 「めまいのときは何科を受診すればいいですか?」という質問をよく受けます。回転性のめまいでしたら耳鼻科が適しています。浮遊性のめまいで、ふらつき感が不快なら内科の受診が適しています。

 暑い夏はストレスや疲労もたまりやすく、脱水により血液循環も悪くなるので、めまいが起こりやすい季節です。日頃から健康管理に留意してください。めまいが起きたときは重篤な病気の可能性もあるので、本人も周囲の人もあわてず落ち着いて対処しましょう。

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福田千晶 [医学博士・健康科学アドバイザー]

慶大医学部卒。日本リハビリテーション医学学会専門医、日本東洋医学学会専門医、日本医師会認定産業医、健康スポーツ医。著作と講演を主に活動中。


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日々の生活の中で体に異変を感じてもなかなか危機感を持たず、知らぬ間に進行していくケースがあります。トリビアなど含め、症状に合った健康管理術をサポートしていきます。

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