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住宅エコポイントを追い風に内窓リフォーム人気集中の理由

週刊ダイヤモンド編集部
2010年8月26日
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 内窓リフォームが人気を博している。サッシ最大手のトステムの内窓「インプラス」は4~6月の売り上げが前年に比べ5倍伸びており、今年度の売り上げは当初予想の70億円(前年の倍)から引き上げ、100億円を目指す。YKK APも「内窓は前年比4倍伸びている」(吉田忠裕社長)という。

 好調の理由には住宅エコポイント効果がある。家電エコポイントに比べあまり目立っていないが、省エネ性能の高い新築住宅には一律で30万ポイント(1ポイント1円相当)、窓や壁、床などを断熱リフォームすると箇所数や内容に応じて最大で30万ポイントもらえる。ポイントは商品券や地域の特産品のほか、風呂や台所などのリフォーム工事費に充当できる。

 エコポイント対象商材のなかでも内窓リフォームの人気が集中しているのは、優れた断熱効果が続くわりに手軽にでき、ポイント還元も含めたお得感が高いからだ。

 じつは、家で熱の出入りが最も大きいのが窓。夏は70%、冬は50%の熱の出入りがあるが、内窓を一度付ければ冷暖房費が毎年数万円単位で節約できる。結露を減らし、防音効果も抜群だ。

 設置は既存の窓に後付けするので1時間ほどですみ、費用はたとえばインプラスはホームセンターで設置費込み2万円台からと手頃。6万円台の大サイズ内窓を取り付けた場合でも、1万8000ポイントが還元される。

 新築市場が縮小するなかで、内窓需要に乗り遅れまいと住宅設備各社は躍起だ。特にトステムと組むINAX、YKK APと組むTOTOは、ポイントで工事ができる風呂や台所などのリフォームにつなげようとショールームや工務店を駆使し提案営業に勤しむ。

 今夏、朗報が届き業界の期待はさらに高まっている。今年末で終了予定だったポイント制度が延長される見通しで、対象商品がエコ給湯器などにも広がりそうなのだ。

 特需が続くあいだに、魅力的な商品開発などの自助努力も求められる。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 柳澤里佳)

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