ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
inside Enterprise

ドコモ4期ぶり増収増益は“非通信”事業が牽引

週刊ダイヤモンド編集部
2016年5月25日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 「最後は何とか及第点で締めくくれたのではないか」。2015年度の決算発表で、NTTドコモの加藤薰社長はそう言って胸を張った。

 携帯電話大手3社はいずれも、スマートフォンの普及でデータ通信料収入が伸びたことで、増収増益の決算となった。中でもドコモにとって今回の決算は特段に意義深いものだった。今年6月での退任が決まっている加藤社長にとって最後の決算であり、12年6月の就任から4期目で初となる「増収増益」を成し遂げたからだ。

吉澤次期社長(右)と固い握手を交わす加藤社長。吉澤氏について加藤社長は「経験豊富で右に出る者がいない」と太鼓判を押す Photo by Shinya Kitahama

 ドコモの15年度決算は、売上高に当たる営業収益が前期比3.3%増の4兆5271億円。営業利益は同22.5%増の7830億円。3期連続の減益からのV字回復を果たした。

 けん引役となったのは、非通信事業である「スマートライフ領域」の成長だ。営業利益は前期比約2.4倍の787億円(一部事業の減損を除く)と全体のおよそ1割を占める。dTVやdマガジンなどのコンテンツサービスに加え、dカードやdポイントといった金融・決済サービスの拡大が成長をけん引した。

 一方、課題だった通信事業も改善が進んだ。14年6月に導入した通話定額プランは当初、最もデータ通信料の安いプランにユーザーが殺到したため、14年度は約1000億円の減益要因となった。だがデータ通信量の増加に伴い、利用者の9割が標準以上のプランに移行。15年度の通信事業の営業利益は728億円の増益となった。

1
nextpage

今週の週刊ダイヤモンド

2017年1月21日号 定価710円(税込)

特集 天才・奇才のつくり方 お受験・英才教育の真実

お受験・英才教育の真実

【特集2】
村田 vs TDK
真逆のスマホ戦略の成否

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購読いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

週刊ダイヤモンド編集部


inside Enterprise

日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?『週刊ダイヤモンド』編集部が徹底取材します。

「inside Enterprise」

⇒バックナンバー一覧