【ルール5】
トレードオフの意識を持って
「やめる」「捨てる」「数を絞る」

 時間は有限ですから、トレードオフの関係にあります。何かを行う時間は、別の何かを行えない時間でもあるのです。したがって、理想の時間割につくり変えていくためには、自分にとって重要なことを決めると同時に、自分にとって重要でないことも決めないといけません。

 英語の勉強に時間を割きたいなら、何かをやめる勇気が必要です。そのバランスを取ろうと必死に作業自体の効率化を図っても、決して新たな時間をつくることはできないと、後悔を抱える諸先輩たちは口を揃えています。

 やるべきことの数をいたずらに増やさないことが大切なのです。20代や30代の時間術は、「タスクの拡散」が自分の可能性を広げ、前向きな負荷がかかることでストレッチ効果を生み出していましたが、40代の時間術は「タスクの収束」によって、やるべきことの磨き上げをしないといけません。40代は「何に」時間を投資するかという選択自体が、大きな意味を持つのです。

【ルール6】
ゴールを明確にした抜本的な
「プロセス改善」を行う

 仕事の効率化はどの年代でも重要ですが、40代は個別の作業のスピードアップだけでなく、成果につながるプロセス自体を根本的に変える努力が求められます。小さな改善の積み上げだけでは時間割を変えることはできません。そうではなく、最初に目的や到達点を明確にして、今とゴールを一気につなげられるような、達成への道筋を大きく変える工夫をするのです。

 詳しくは『40代を後悔しない50のリスト【時間編】』でご紹介していますが、経営コンサルタントがよく使う仮説思考や仕事のテンプレ化や仕組み化、物の見方を変える意思決定の方法などが、ゴールへとジャンプするプロセス改善の手助けをしてくれるでしょう。

 また、30代までは自身の能力だけで対処できますが、40代になると、それだけでは回せないことが増えてきます。他人をマネジメントする比重が増え、上司や部下とのコミュニケーションも一層重要になるからです。

 そのためには、「チームを使った問題解決」や「上司・部下を使った生産性アップ」などの、解決策のバージョンアップが必至です。自分一人で仕事を抱え込んでいては、遅かれ早かれパンクしてしまいます。部下に上手に仕事を振り、チームで共有・解決していくスタイルに移行していかなければなりません。

 さらに、アウトプットはインプットの精度で決まりますから、誰と付き合うか、どんな情報を得るのかも、30代とは大きく変わってきます。